...天の川のもとに天智(てんち)天皇と虚子と大正六年十月十八日筑前(ちくぜん)太宰府(だざいふ)に至る...
高浜虚子 「五百句」
...鶏の声も聞こゆる山桜 凡兆湖の水まさりけり五月雨(さつきあめ)去来荒海や佐渡に横たう天の川 芭蕉舟人にぬかれて乗りし時雨かな 尚白こんなような句に逢着(ほうちゃく)したのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...われとわがあたまを剃り・星が光りすぎる雨が近いさうな・どうしてもねむれない夜の爪をきる・更けてさまよへばなくよきりぎりす殺された蚤が音たてた・旅のこゝろもおちついてくる天の川まうへ今日は特種が一つあつた...
種田山頭火 「行乞記」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...その天の川の水を...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...〔〕ごとごとごとごと、その小さなきれいな汽車は、そらのすゝきの風にひるがへる中を、天の川の水や、三角点の青じろい微光の中を、どこまでもどこまでもと、走って行くのでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...」その時向ふ岸ちかくの少し下流の方で見えない天の川の水がぎらっと光って柱のやうに高くはねあがりどぉと烈しい音がしました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...楊の木や何かもまっ黒にすかし出され見えない天の川の波もときどきちらちら針のやうに赤く光りました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...「ですからもしもこの天の川がほんたうに川だと考へるなら...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...「天の川の形はちやうどこんななのです...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...そしてたったいま夢(ゆめ)であるいた天の川もやっぱりさっきの通りに白くぼんやりかかり...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...そしてたったいま夢(ゆめ)であるいた天の川もやっぱりさっきの通りに白くぼんやりかかりまっ黒な南の地平線の上では殊(こと)にけむったようになってその右には蠍座(さそりざ)の赤い星がうつくしくきらめき...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...もうそして天の川は汽車のすぐ横手をゆっくりと前のやうに光ってながれてゐるのでした...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...天の川を数知れない氷がうつくしい燐光をはなちながらお互ぶっつかり合ってまるで花火のやうにパチパチ云ひながら流れて来向ふには大犬座のまばゆい三角標がかゞやきました...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...七夕様の天の川のお渡りなさる音が聴(きこ)えるという村もある...
柳田国男 「年中行事覚書」
...それがたちまち天の川になった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...はじめはなんでも君の令兄都築豺膓子君がずつと以前天の川に投句してゐた関係から...
芝不器男 「不器男句集」
...昭和九年二月二十一日天の川編輯室にて禅寺洞...
芝不器男 「不器男句集」
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