...天の助けがあるから自分は眼病をなおした上で無類の名画をかいて見せると勇み立って医師の所にかけつけて行きました...
有島武郎 「燕と王子」
...ああ天の助けだなと...
海野十三 「空中漂流一週間」
...全く天の助けだった...
豊島与志雄 「神棚」
...兵馬は天の助けと喜びました...
中里介山 「大菩薩峠」
...天の助けでございますな...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分としては天の助けに反いてはならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...天の助けの使命を全うさせたかも知れませんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは今度の初航海に充分に証明されたところであり、本人が、こっちにとってそれほど貴重な経験を、マドロスとしてあたりまえの働きとして、鼻にかけるところまでは行ってなかったらしいが、駒井にとって、天の助けとも、渡りに船とも、なんとも有難い唯一無二の羅針となったものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...天の助けにより、彼は内科と外科の両方を行うことができた...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...千賀春はずぶろくになって長火鉢にもたれて居眠っている」「天の助けと……」「天の助けと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...おれにとっちゃ天の助け...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...二人は天の助けと喜んで...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...すっかり途方に暮れてしまっていると天の助けかすぐ脇の一膳めし屋へ...
正岡容 「初看板」
...これこそ天の助けというもので御座いましょうか...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...ほんとに天の助けだったかも知れません...
夢野久作 「少女地獄」
...これぞ天の助けというものだろう」と喜んで...
吉川英治 「三国志」
...天の助けか、一路ご帰国と、俄に、ご翻意くださいましたので」「はははは...
吉川英治 「私本太平記」
...けれど、今宵(こよい)のさわぎには、てっきりお逃げあそばすであろうと、水門のかげへ筏(いかだ)をしのばして、お待ちもうしていたのです」「ああ、天の助けだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??