...何物をも地の心(しん)深く吸ひ盡すやうな靜かさが天と地とを領し盡してゐる...
有島武郎 「秋」
...それからして天と地とがはじめて別になつて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...(地を去(さ)る事高さ四十八万二千五百里といふ)太陰天と地との間(あひだ)に三ツの際(へだて)あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...天と地とのつなぎをへだてゝしまふ何處かへ蜂が巣を替へて仕舞つた跡のやうに一つも聞えなくなる...
千家元麿 「自分は見た」
...遂に天と地とを割きて分離せしめたりと...
高木敏雄 「比較神話学」
...三神分治の神話は、世界を分って、或は天と地とし、或は天地と根(ネ)ノ国(クニ)とし、或は高天原と夜之食国(ヨルノオスクニ)と滄海原(アオウナバラ)とす...
高木敏雄 「比較神話学」
...何を食べてもうまいといふ事と、何を食べてもまづいといふ事との間には、天と地との差、東と西との隔りがある...
種田山頭火 「其中日記」
...人間は人間です、神様でもなければ悪魔でもありません、天にも昇れないし、地にも潜れません、天と地との間で、泣いたり笑つたりする動物です...
種田山頭火 「其中日記」
...あらゆる音楽のうちで最も美しい天と地との音楽が復帰していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...天と地との界いする処に...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...天と地とに接して...
蜷川新 「天皇」
...天と地の間にこれ以上怪奇な事実はあるまい...
牧逸馬 「運命のSOS」
...天と地の底なしの明るみを湛えた空洞の無音状態に耳をそばだてながら...
牧野信一 「心象風景」
...この大気の中に、天と地との間に、そこを支配しつつ漂っている霊どもがあるなら、どうぞ黄金色の霞の中から降りて来て、1120己を新しい、色彩に富んだ生活へ連れ出してくれい...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...更にそれは天と地とであるとも言った...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...天と地との協力せる威嚇をしのぎ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私たちの前で天と地が裂けて...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...天と地とに別れてしまひます...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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