...其角が煤竹売(すゝだけうり)の大高源吾に出会つたのも矢張(やは)り両国橋の上だつたといふ事だから...
薄田泣菫 「茶話」
...大高島の渡しを渡るころには...
田山花袋 「田舎教師」
...大高島に渡る渡船(わたし)の中にかれはいた...
田山花袋 「田舎教師」
...郷里高知の大高坂城(おおたかさかじょう)の空を鳴いて通るあのほととぎすに相違ない...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...骨も折らずに取ッたか見たかの天下じゃないぞえ七ツの歳から駿河(するが)の人質数年の辛苦も臣下の忠義にようようお家にお帰りなさると門徒の争乱大高城内...
中里介山 「大菩薩峠」
...聯合組、三洞運輸、山九組、大高組、共盛組、等の小頭と仲仕は、すべて、決議を守ったのに、共働組だけが、従前どおりの作業をした...
火野葦平 「花と龍」
...杖に構へてがらんがらんと曳きながら一本歯の大高下駄を履き込んで...
牧野信一 「バラルダ物語」
...備中吉備(きび)郡池田村大字見延字中島小字荒毛(こうげ)同都窪(つくぼ)郡大高村大字安江字稿毛場(こうげば)備前児島(こじま)郡琴浦村大字小田之口字泉苔(いずみこうげ)同 同荘内(しょうない)村大字小島地字峡下(こうげ)同上道(じょうどう)郡古都(こづ)村大字宿字広原(こうげ)美作苫田(とまた)郡芳野村大字宗枝(むねえだ)国字岡原(こうげ)ノ脇(わき)西部播磨には芝と書いたものが多く...
柳田國男 「地名の研究」
...大高(おおだか)の二城をつなぎ...
吉川英治 「新書太閤記」
...……抛(ほう)っておいたら大高表の者ども...
吉川英治 「新書太閤記」
...参るというのか」「はい」「大高表へ兵糧を入れる工夫があると申すか」「いささか……」「ふむ...
吉川英治 「新書太閤記」
...然らば、大高救援の儀、きっと、つつがなく致すであろうな」「身命を賭して、必ず御安心の相成るように仕ります...
吉川英治 「新書太閤記」
...大高一城を、この附近四ツ五ツの砦(とりで)で包囲し、完全に糧食の運輸まで遮断しながら、容易に、敵を屈服せしめないでいるのが――無能な長陣のように、自責しているところなので――信長のつぶやきが直ぐ胸にこたえたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...救援に来た目的の孤城大高を...
吉川英治 「新書太閤記」
...大高源吾などの鎮撫(ちんぶ)の使者に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...あのような人は見すてて、我々のみで――』『と云うと……誰と、誰?』『京阪(かみがた)では、大高、潮田、中村勘助、こう三名は元よりの大丈夫...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...しょう様とは、大高源吾、たんすい様とは村松三太夫、すけ様とは富森助右衛門(とみのもりすけえもん)、しげ様とは、即ちかくいう十内、又、伜幸右衛門は、ほぼたん様と呼ばれての、なかなか、廓(さと)では妓(おんな)にもておる』『参ろうッ』憤然と、数右衛門は、連れの惣右衛門を促(うなが)して席を蹴った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...大高さまのお馬の前をふさぐのは誰だっ」すると...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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