...大饗(おほみうけ)の引出物に白馬(あをうま)ばかりを三十頭...
芥川龍之介 「地獄變」
...間もなく開かれる大饗宴(だいきょうえん)の献立について語りあったり...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...然してその弟宇迦斯(おとうかし)が獻れる大饗(おほみあへ)をば...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...まことに原始林は光なき黄金の水蒸気に氾濫し夏の日の大いなる堆肥の内部さながらにエネルギーの無言の大饗宴であつた...
富永太郎 「原始林の縁辺に於ける探険者」
...過ぐる二十年間の大饗宴に飽き/\してゐる...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...日毎夜毎(ひごとよごと)のこの大饗宴を持ちこたえることができるであろう...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...聖(サント)ジャンの祭日にちなんだ大饗宴があると披露されたにより...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...そこで王この盛事のために大饗宴を張る」とある...
南方熊楠 「十二支考」
...チムール諸国使節を大饗するに馬の炙(やきもの)の脚を去り...
南方熊楠 「十二支考」
...銀閣寺将軍が酒池肉林の大饗宴(だいきょうえん)をやっているところで...
山本周五郎 「七日七夜」
...省中に大饗宴を催して再び百官を一堂に招いた...
吉川英治 「三国志」
...百官の参賀朝覲(ちょうきん)の行幸(みゆき)二ノ宮(東宮・中宮)の大饗(たいきょう)子(ね)の日遊びと...
吉川英治 「私本太平記」
...安土(あづち)の総見寺(そうけんじ)で家康に大饗応をした時も...
吉川英治 「新書太閤記」
...晩には雲堂(うんどう)で大饗(たいきょう)(斎(とき)の馳走)が行われた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...和解のための大饗(だいきょう)の食卓は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...新年宴会をかねた戦捷祝賀の大饗には...
吉川英治 「平の将門」
...神楽は、夜神楽、朝神楽と、三日間というもの、たえまなく奏されていたが、特に、大饗楽となると、土俗的な俚謡(さとうた)や、土地(ところ)の土民舞なども、演じられて、早くも、酔狂な将兵たちが、各扮装をこらして舞殿(ぶでん)にあがり、将門を始め、帷幕の諸将の喝采をあびていた...
吉川英治 「平の将門」
...新年の大饗宴にも...
吉川英治 「平の将門」
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