...大霜だつた、かなり冷たかつた、それだけうらゝかな日だつた、うらゝかすぎる一日だつた、ゆつくり伊田まで歩いてゆく、そして三時間ばかり行乞、一週間ぶりの行乞だ、行乞しなくてはならない自分だから、やつぱり毎日かゝさず行乞するのが本当だ...
種田山頭火 「行乞記」
...・大霜の土を掘りおこす枯草ふみにじつて兵隊ごつこうらゝかな今日の米だけはあるさうろうとしてけふもくれたか街の雑音も通り抜けて来た十二月十二日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...・霜の道べりへもう店をひろげはじめた大霜...
種田山頭火 「行乞記」
...けふも大霜で上天気である...
種田山頭火 「行乞記」
...十二月廿二日ぐつすり寝た、大霜だ、冬至、私はうらゝかだ...
種田山頭火 「其中日記」
...めづらしい大霜だつた...
種田山頭火 「其中日記」
...・大霜、釜をみがく・枯枝、するどい霜の・霜の水仙うごかず・落葉うづたかし霜しろく・わらや霜どけしづくするゆたかな音・さわがしく竹をきつてゐる霜どけ麦の芽、麦の芽と親子でうつ・雪もよひ、莚織つてゐる子だくさん長州料理これがちしやもみといふふるさとにゐて・冬山から音させておりる一人二人藪のしづかさが陽をのんでしまつた二月二十日けふもよい日だ、寒いことは寒いけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...・とつぷり暮れて一人である・雲がみな星となつて光る寒い空十一月二十九日大霜...
種田山頭火 「其中日記」
...十二月九日大霜...
種田山頭火 「其中日記」
...二月十九日大霜、快晴...
種田山頭火 「旅日記」
...八月十三日の大霜に逢い...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...自分の終り三日と合せて一週間の大霜を降らせ草を枯らししまったので...
南方熊楠 「十二支考」
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