...彼女と大酒家で夕食を食べた...
...大酒家の店員さんがとても親切だった...
...大酒家で食べた料理が美味しかった...
...大酒家はリーズナブルな価格帯である...
...大酒家でお酒を飲みすぎたら二日酔いになった...
...津藤は酒を一滴も飲まないが、禅超は寧(むしろ)、大酒家である...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...父も若い時はその社交界の習慣に従ってずいぶん大酒家であった...
有島武郎 「私の父と母」
...彼が大酒家であるという噂が...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...非常な大酒家だと聞いて居たが...
石川啄木 「菊池君」
...或政治家のところへ大酒家が二三名集つた時...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...大酒家が自分の悪習について自分で理屈をつけるとき...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...この院長と云うのは大酒家の上に年のせいもあってアルコール中毒に罹(かか)っており...
谷崎潤一郎 「細雪」
...このアシル・ルーサンは好男子であって、金褐色(きんかっしょく)の髯(ひげ)、喉(のど)にかかった言葉つき、つやつやした顔色、懇切な物腰、卑俗な素質を含んでるある種の高雅さ、時々仄(ほの)見える朴訥(ぼくとつ)な身振り、すなわち、人前で爪(つめ)をみがくやり方、人に話しかける時にはいつも、相手の服をつかんだり手を握ったり腕をたたいたりする、ごく平民的な習慣、――それに、大食家で、大酒家で、道楽者で、笑い好きで、権力を得んとて突進する一平民に見るような貪欲(どんよく)をそなえていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は大酒家の喉(のど)と裁判官の用心さとを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...況(ま)して今の大酒家と云(いっ)ても私より以上の者は先(ま)ず少ない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...またR村の加茂と称ふ大酒家の老村長は...
牧野信一 「心象風景」
...どうやらわらふことも出来さうな風来の大酒家(ウエツト)であり...
牧野信一 「半島の果にて」
...容易に酔はぬといふ大酒家の方が豪傑めいてゐて頼もしく...
牧野信一 「湖の夢」
...おそろしい大酒家になった...
吉川英治 「上杉謙信」
...この淳于瓊というのは、生来の大酒家で、躁狂広言(そうきょうこうげん)のくせがある人物だったから、その下に部将としてついて行った呂威(りょい)、韓筥子(かんきょし)、元(けいげん)などは、「また失態をやりださねばよいが」と、内心不安を抱いていた...
吉川英治 「三国志」
...大酒家の孫翊は、蹌踉(そうろう)と、門外へ出てきた...
吉川英治 「三国志」
...大酒家であったため...
吉川英治 「新書太閤記」
...大酒家とは覚えていないが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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