...大赦令として特定の犯罪者が恩赦されることもある...
...政治的な問題から生じた犯罪者に対する大赦が行われる場合もある...
...大赦は罪状を消滅させるものではなく、罪の記録を残すことが多い...
...いずれ大赦があるのでございましょうね」「大赦ですか――大赦はいずれそのうち...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...またその後の反動政治の犠牲等のための大赦運動が...
大杉栄 「日本脱出記」
...政府は幾度か大赦の約束をした...
大杉栄 「日本脱出記」
...新政の初め別して御大事にて四藩のうち御登京のうえは大赦の大号令仰せ出だされたし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...其後數度の大赦特赦等があつて賊名などは除かれ...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...遂に最勝四天王院供養の折大赦が行われた時...
中里介山 「法然行伝」
...一、憲法改正、法律、政令および条約の公布二、国会の召集三、衆議院の解散四、国会議員の総選挙施行の公布五、国務大臣および法律の定めるその他官吏の任免並びに全権委任状および大使および公使の信任状の認証六、大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除および復権の認証七、栄典の授与八、批准書および法律の定めるその他の外交文書の認証九、外国大使公使の接受十、儀式の挙行天皇は、右にあげた国事にかんする行為のみをおこなう権利を有している...
蜷川新 「天皇」
...七 大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復權を決定すること...
日本国 「新憲法の解説」
...大宝律には、笞(ち)、杖(じょう)、徒(ず)、流(る)、死(し)と、五刑が規定されているが、聖武天皇以来、代々の天皇はみな熱心な仏教の帰依者で、仏法尊信のあまり、刑をすこしでも軽くしてやることをこのうえもない功徳だとし、とりわけ死んだものは二度と生かされぬというご趣意から、大赦とか、常赦とか、さまざまな恩典をつくって特赦を行うのが例であった...
久生十蘭 「無月物語」
...御身(おんみ)の罪は大赦令によりて全く消除せられたれば...
福田英子 「妾の半生涯」
...大赦令の恩典に浴せんとは...
福田英子 「妾の半生涯」
...ぼくに関する大赦の新聞記事が...
村山俊太郎 「子どもの世界」
...大赦の方は、一律に何々の罪の者は赦すというお触れが一つ出ればそれでいいのだから、ことは簡単であるが、これに反して特赦の方は、個々の犯罪内容をよく調べて、再犯のおそれがないとか、情状酌量をするとか、一つ一つ定まった標準に照らしてみなければならない...
柳田国男 「故郷七十年」
...それが幾たびかの大赦で...
山本周五郎 「山彦乙女」
...大赦(たいしゃ)の令が出た...
吉川英治 「大岡越前」
...御大赦(ごたいしゃ)の天恩が下ったと思えばこの悲報に...
吉川英治 「親鸞」
...天皇御元服の大赦(たいしゃ)あるによって...
吉川英治 「平の将門」
...そこで彼は任地に於ける宣戦権・募兵権・任免権のみならず、大赦を行う権利、問題の人権擁護の勅命を取消す権利をまで握って、五月末本国を出発した...
和辻哲郎 「鎖国」
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