...唯この「包容力の大きい」と云ふことは古来の詩人を評価する上に余り重大視されてゐはしないであらうか? ボオドレエルやラムボオを大詩人とする一群はユウゴオの上に円光をかけない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...本國の大詩人をあしざまに言ふことを止め給へ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...だけれど山内樣は別に大詩人でもないぢやありませんか?』『それは別問題だ...
石川啄木 「鳥影」
...ヴィヨン(訳者注 中世の大詩人)の口に上ったものであることが感ぜられる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...中にいるヴィヨンと外のラブレーと(訳者注 盗賊の仲間にはいったことのある十五世紀の大詩人...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...五近世的の大詩人ヴェルハアレンの詩篇に...
永井荷風 「江戸芸術論」
...ただ私の心がその聲をきいた刹那(それは電光のやうに私の心をかすめて行つた)うたがひもなくあの大詩人の聲であるといふことを直覺したのだ...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...前大詩人の奥さんであったひとがワゴンと云う小さなカフェーを開いている...
林芙美子 「落合町山川記」
...私は大詩人なんだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...(10)Ludvig von Holberg(一六八四―一七五四)――デンマークの大詩人...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...ホフマンスタアルが過去の大詩人の崇高な作品を自分の裡に見事に生かし得てゐたばかりでなく...
堀辰雄 「春日遲々」
...実はこの像こそは泰西の大詩人の像であつて...
牧野信一 「凩日記」
...大詩人の神の如く...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...シエクスピイヤは大詩人なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...沒却理想を大詩人の本領とせず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...沒却理想の詩文を作るものすなはち大詩人なるにあらずといふ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...シエクスピイヤは到底一面相の上の大詩人たるに差支なかるべく...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...彼らにとって二大詩人の韻律をまねすることはきわめて容易でしたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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