...そこはいわゆる大衆的な牛鍋屋(ぎゅうなべや)で...
高見順 「如何なる星の下に」
...解放的で大衆的なのがよい...
種田山頭火 「行乞記」
...均平が大衆的な浅草あたりの食堂へ入ることを覚えたのは...
徳田秋声 「縮図」
...私は大衆的なこの作品には感心ができなかつたが...
徳田秋聲 「亡鏡花君を語る」
...之は非大衆的な大衆概念に過ぎない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...大衆的な概念である...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...大衆的な勤労層は之によって代表されているのである...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...日本に於けるファシズム・イデオロギーは早くも大衆的な反感を呼び起こしたのだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...処が日本ではヒューマニティーの観念はまだそこまで大衆的な人気を有っていない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...だからこそ文学は最も日常的で常識的で従って或る意味で最も大衆的な普遍的な文化内容であることが出来るのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...寧ろ之を民衆のより大衆的な結合に使う方が...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...又は著しく大衆的な一般性を認められたものの内の良質なものか...
戸坂潤 「読書法」
...一体所謂「知識階級職業紹介所」で学校出の大衆的な失業者を...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...二 大衆の再考察映画は大衆的な芸術だと云われる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...大衆的な娯楽的要素を与え...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...日本料理のいはゆる小料理屋であるが、大衆的な、と言ふより家族向きの料理で、玉子やきやあんかけ豆腐、さはらの西京焼などが僕の常に食ふところ、冬は鍋ものゝ湯気を立てつゝ、ウイスキーの飲めたのは此処一軒であらう...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...果してその大衆的な要求を満すに適当な条件のもとに営まれているであろうか?そうでないことは...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...新聞の三面記事が読める人なら必ず本格の探偵小説を理解し得ると考えてもいい位の大衆的な支持を受けつつ堂々と門を張って行きつつ在る...
夢野久作 「探偵小説の正体」
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