...茫々たる大虚に浮んだ他の地球上のナポレオンは同じマレンゴオの戦に大敗を蒙(かうむ)つてゐるかも知れない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...茫々(ぼうぼう)たる大虚に浮んだ他の地球上のナポレオンは同じマレンゴオの戦に大敗を蒙(こうむ)っているかも知れない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...漠々(ばくばく)たる大虚の中に散乱せる物質は一団また一団相集合して...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...「大虚槻(おほうそつき)先生の食言海」などしるしつけられつるもありき...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...独り此のみならず、その神婚によりて、生れし子、別雷神が、後に至りて、屋の甍を穿ちて、天に昇りしと云う一条も亦た、大物主ノ神が、大虚を践んで、御諸山に登りしと、大に類似す...
高木敏雄 「比較神話学」
...仍践二大虚一登二于御諸山一...
高木敏雄 「比較神話学」
...大虚を二三日とびさまよひ候...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...神祕な宇宙の大虚に對して深甚の崇拜を捧げてゐる...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...漲(みな)ぎる雲を下界に披(ひら)く大虚の真中(まんなか)に...
夏目漱石 「虞美人草」
...変圧所のダイナモのように大虚を震憾させて居りました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...大きく見開いた眼の底の大虚空に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...五大虚空蔵(こくうぞう)...
吉川英治 「私本太平記」
...大虚(たいきょ)の車に過ぎない...
吉川英治 「新書太閤記」
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