...のみならず本を開かぬ時にも替レ天行レ道の旗や景陽岡の大虎や菜園子張青の梁(はり)に吊(つ)った人間の腿(もも)を想像した...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...しばらくすると大虎は...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...二ひきの大虎は、顔をそろえて、ポケット小僧のほうを見ました...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...その虎の岩あなへはいってみますと、二ひきの大虎は、ぐったりと寝そべったまま、四十面相が声をかけても、しらん顔をしています...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...二ひきの大虎のまわりを...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...倉田白羊が酔っぱらって大虎になり...
高村光太郎 「ヒウザン会とパンの会」
...後ろに叢生する大虎杖(いたどり)の林は...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...大虎になっております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...水道橋へ来た時は女のくせに大虎だ」「…………」「こんな女と無理に一緒になることを考えると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「鹿児島産の大虎だよ...
牧野信一 「早春のひところ」
...王境内虎災大きを救えと乞うと入定する事須臾(しゅゆ)にして十七大虎来る...
南方熊楠 「十二支考」
...「かつて魏王が大石山(だいせきざん)に狩猟(かり)をなしたとき、一匹の大きな虎がたちまち魏王へ向って飛びかかって来たのを、孫礼が、いきなり楯(たて)となって、大虎に組みつき、剣をもって、ついにその虎を刺し殺したことから非常に魏王の信寵(しんちょう)をうけて今日に至った人物です」「そうか……」と孔明は謎のとけたように笑って、さて諸将へいうには、「兵糧を運送するに、それほどな上将をつけるわけはない...
吉川英治 「三国志」
...よろよろと藪(やぶ)から大虎の現われるように...
吉川英治 「新書太閤記」
...額(ひたい)の白い大虎があらわれて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...大虎の体が横たえてある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...沂嶺(きれい)の大虎二匹...
吉川英治 「新・水滸伝」
...生ける大虎を搦(から)めるような大騒動の下に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...矢を負ったままな大虎の影は...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索