...容易に痺(しび)れの切れないように大胡坐(おおあぐら)をかいてしまったのである...
芥川龍之介 「文章」
...とどっかと坐して大胡坐(おおあぐら)...
泉鏡花 「活人形」
...半股引(はんももひき)の薄汚れたので大胡坐(おおあぐら)...
泉鏡花 「婦系図」
...大胡坐(おおあぐら)で足袋(たび)をはき替(か)えたりしているのもある...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...大胡坐(おおあぐら)をかいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...入口の二疊に大胡坐(おほあぐら)をかくと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鼻が大胡坐(おほあぐら)をかいてゐる五十二三の眞つ黒な男ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ゲープ」相變らず佛樣の前に大胡坐(あぐら)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大胡坐(あぐら)をかいて茶碗酒を呷(あお)っているところでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ゲープ」相変らず仏様の前に大胡坐(あぐら)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...縁側の上に大胡坐(おほあぐら)をかいて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大胡坐(あぐら)を掻(か)いてよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...またしても大胡坐をかき...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...石黒隊の須田という兵長が蚕棚の下段へ大胡坐をかいて大きな声で怒鳴っていた...
久生十蘭 「ノア」
...挨拶(あいさつ)をもせずに突如(いきなり)まず大胡坐(おおあぐら)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...清親は正面に大胡坐を掻いて...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...その踊りは知らないと見へて独りだけの大胡坐で...
牧野信一 「毒気」
...雨龍太郎は厚い褥(しとね)に大胡坐(おおあぐら)をかいて...
吉川英治 「剣難女難」
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