...大胆不敵な鼾(いびき)で...
泉鏡花 「婦系図」
...大胆不敵な強盗殺人を連発して天下のお尋ね者となった兇賊(きょうぞく)痣蟹仙斎(あざがにせんさい)という男がありましたね...
海野十三 「恐怖の口笛」
...これは実に大胆不敵な兇漢であるといわなければならない...
海野十三 「三人の双生児」
...省線電車に大胆不敵な射撃手現わる前夜と同一犯人かとあり...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...湯文字(ゆもじ)の一枚までも残さぬなどという大胆不敵な行動が...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...そのやり方は実にずば抜けて大胆不敵なのです...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...なんという大胆不敵なやつだろう...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...一種大胆不敵な歓喜の情が燃え閃めいてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...――この大胆不敵な密漁の鰻を...
豊島与志雄 「文学以前」
...その大胆不敵な誘拐の裏には...
野村胡堂 「九つの鍵」
...プロメテウスの大胆不敵な血をひく人種[7]に属していようとはと...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...夕陽新聞の年極購読者に限ってこの千載一遇の奇蹟を目のあたりに見物させようという大胆不敵な大賭博を打ったのである...
久生十蘭 「魔都」
...どういう事情によってこのような大胆不敵な到達をするに至ったか...
久生十蘭 「魔都」
...――あの落穴――その恐怖こそ私のような大胆不敵な国教忌避者のために用意してあったのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...大胆不敵な狩猟法です...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...大胆不敵な構図とで...
山本周五郎 「おれの女房」
...大胆不敵な桃色の封筒を...
横光利一 「火の点いた煙草」
...一方では大胆不敵な推論が堂々と確認されているような事例もあった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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