...容易に国文の因襲を脱して思切って大胆なる言文一致を試みる事が出来た...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...この大胆な振舞を見られていやしないかと...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...僕以上の大胆な男でなければ出来ないことであった...
ストックトン Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...しかしお勝は元来大胆な女であった...
小泉八雲 田部隆次訳 「幽霊滝の伝説」
...それでそんな大胆な事を為(す)るといふのは...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...やっぱり自分も大胆な嘘吐(うそつ)きなのかしらと...
徳田秋声 「縮図」
...というような返事を思い切って書ける程大胆な社会人は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それはダンテにも劣らぬ大胆な場面の描写に満ちている...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ずいぶん大胆な話であるが...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...先刻変に大胆な心持ちで孫四郎の連の前でいろ/\な事を口走つた事を想ひ出したのであつた...
長與善郎 「青銅の基督」
...大胆な肉弾的行動で...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...ハントの大胆な策略は正当化されました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...眼のまはりには大胆なシヤドウやアイ・ブロウを施し...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...極(ごく)大胆な要求をしても好ささうだ...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...中にも大胆な奴等が馬の鼻の先で松明(たいまつ)を振ると...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...彼女以外にそんな大胆な手腕を揮い得る少女は滅多にあるまいと考えられる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...無暗(むやみ)に大胆な...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ときどき人の意表に出る大胆な作風で...
横光利一 「旅愁」
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