...恐ろしい大胆な悪事を赤児(あかご)同様の無邪気さで犯しうる質(たち)の男だと思った...
有島武郎 「或る女」
...此の大胆な子供は世界の果まで行きたいと思つてゐたのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...その大胆なる態度とその自由なる魂とは羨(うらや)むべきである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...僕は彼の大胆なのに呆れかえった...
海野十三 「深夜の市長」
...大胆なる学説とは...
海野十三 「地球盗難」
...初めは実に大胆なる話と思った...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...大胆な心を呼び起すようにも...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...けれど遠方ということを極端に表すために「空より」と言ったところに作者の大胆な着想を歓迎せねばなりません...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...釣り合いのとれない構図、大胆な配色、不細工な鉄枠の使い様、まことに素人臭いできばえである...
永井隆 「この子を残して」
...それにしても大胆な...
中里介山 「大菩薩峠」
...大胆なところを述べてしまいます...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...さうして見るとこゝに非常に軽捷な然も大胆な奴がゐて...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...大胆な賭けでしたが検閲を通ると思っていました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...国王がそんな大胆なことをするとはこれっぽっちも思っていませんでした...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...それから機を見て大胆な処置に出(で)たのもお前だ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...妾はブル・オヤジの大胆なのに呆れてしまった...
夢野久作 「ココナットの実」
...大胆な足をのばした者は...
吉川英治 「私本太平記」
...大胆な女性と誰がいいきれようか...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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