例文・使い方一覧でみる「大籬」の意味

...ああいう女は昔なら大籬（おおまがき）の華魁（おいらん）にするといい... ああいう女は昔なら大籬の華魁にするといいの読み方
永井荷風「雪解」

...先方様は大籬（おおまがき）へ... 先方様は大籬への読み方
中里介山「大菩薩峠」

...神尾殿は茶屋から上って大籬（おおまがき）とやらに遊んでいるそうな... 神尾殿は茶屋から上って大籬とやらに遊んでいるそうなの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...やはり茶屋から案内を受けてその大籬とやらへ... やはり茶屋から案内を受けてその大籬とやらへの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...そのまま大籬（おおまがき）から突き出せそうな代物（しろもの）ですぜ... そのまま大籬から突き出せそうな代物ですぜの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...秀造さんは吉原の大籬（おおまがき）金瓶大黒（きんぺいだいこく）の恋婿で... 秀造さんは吉原の大籬金瓶大黒の恋婿での読み方
長谷川時雨「最初の外国保険詐欺」

...今紫は大籬（おおまがき）の花魁（おいらん）... 今紫は大籬の花魁の読み方
長谷川時雨「明治大正美女追憶」

...優にうづ高き大籬（おほまがき）の楼上まで... 優にうづ高き大籬の楼上までの読み方
樋口一葉「たけくらべ」

...娘は大籬（おほまがき）の下新造（したしんぞ）とやら... 娘は大籬の下新造とやらの読み方
樋口一葉「たけくらべ」

...優にうづ高き大籬（おほまがき）の樓上まで... 優にうづ高き大籬の樓上までの読み方
樋口一葉「たけくらべ」

...娘（むすめ）は大籬（おほまがき）の下新造（したしんぞ）とやら... 娘は大籬の下新造とやらの読み方
樋口一葉「たけくらべ」

...優（ゆう）にうづ高（たか）き大籬（おほまがき）の樓上（ろうじやう）まで... 優にうづ高き大籬の樓上までの読み方
樋口一葉「たけくらべ」

...大籬（おおまがき）小籬... 大籬小籬の読み方
久生十蘭「魔都」

...何となく「大籬（おおまがき）」というゆったりとしたものが感じられる... 何となく「大籬」というゆったりとしたものが感じられるの読み方
正岡容「艶色落語講談鑑賞」

...もとなんとかいう吉原の大籬（おおまがき）の寮の跡だという... もとなんとかいう吉原の大籬の寮の跡だというの読み方
正岡容「寄席」

...婢は幼（いとけな）くして吉原の大籬（おおまがき）に事（つか）え... 婢は幼くして吉原の大籬に事えの読み方
森鴎外「細木香以」

...わけて一軒すばらしい大籬（おおまがき）の揚屋（あげや）に... わけて一軒すばらしい大籬の揚屋にの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...斜（すじ）向いの大籬（おおまがき）の門へ... 斜向いの大籬の門への読み方
吉川英治「新・水滸伝」

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