...池の周囲(まわり)はおどろおどろと蘆の葉が大童(おおわらわ)で...
泉鏡花 「海の使者」
...僕は僕で借財のためのアルバイトに大童でした...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...大童で働いているそうです」「アメリカ人は...
海野十三 「第五氷河期」
...ここでは大童(おおわらわ)で...
太宰治 「女の決闘」
...誰かの縁談のために大童(おおわらわ)...
太宰治 「女生徒」
...重右衛門大童(おほわらは)になつて怒つて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...大童(おおわらわ)になって仕事をつづけたが...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...髪は大童(おおわらわ)になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...おおかた流汗淋漓(りゅうかんりんり)大童(おおわらわ)となって自転車と奮闘しつつある健気(けなげ)な様子に見とれているのだろう...
夏目漱石 「自転車日記」
...小網町の仙太は大童(おほわらわ)でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なかで一番大童(おおわらわ)なのが校長秋山先生だった...
長谷川時雨 「源泉小学校」
...罹災者たちの世話焼に大童でよく活躍してくれますが母親との折合は悪く早く上京したいと嘆息もして居ります...
原民喜 「書簡」
...大童(おおわら)と松倉(まつくら)はどうやら斯(こ)うやら久しく免(まぬ)かれて居て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...夫(そ)れから私が大童に面会して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...毎日の三宅周太郎、大童の絶讃...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...彼女の方は大童なのだが...
牧野信一 「サロメと体操」
...つねに鬢頬(びんづら)に花を簪(かざ)した大童子を左右にめしつれ...
吉川英治 「私本太平記」
...廟門(びょうもん)の外から大童(おおわらわ)となった李逵が韋駄天(いだてん)と馳けこんで来た...
吉川英治 「新・水滸伝」
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