...もとのあわれは大磯(おおいそ)か...
泉鏡花 「海神別荘」
...大磯、高木別邸...
高浜虚子 「五百五十句」
...大磯に正宗君を訪問したことがあつたが...
田山録弥 「正宗君について」
...曩に舊自由黨總務委員が伊藤侯を大磯に訪ふて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...侯は一年中の多くの時間を大磯の閑居に費やし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...同じ歸りの列車に乘つた連中も或者は大磯や茅(ち)ヶ崎(さき)邊を通りがけに局長とか社長とかの別莊を訪問しやうとて下車したものも多かつた...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...その後、肥後の白川(しらかわ)、都近くは江口、神崎(かんざき)、東海道の駅々には、大磯、黄瀬川(きせがわ)、池田などに名を謳(うた)われた...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを美化すれば大磯の虎ともなり...
中里介山 「大菩薩峠」
...生憎(あいにく)先月から大磯へ避暑に行って留守でした」と真面目くさって述べる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...大磯へ変な手紙を持って行ってやったじゃないか」「あッ...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...大磯まで行きましたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...赤坂まへ川へ大磯と勢蝶とを招く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この二人が大磯の寄席で出会ふなどと云ふ...
正岡容 「落語家温泉録」
...この頃住んでゐる大磯の町はづれを散歩した...
正宗白鳥 「見て過ぎた女」
...一夏大磯の妙大?寺という寺の座敷をかりて弟たちとつれて行って貰ったことがあって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その三十六森枳園(きえん)は大磯で医業が流行するようになって...
森鴎外 「渋江抽斎」
...仮粧坂(けわいざか)や大磯小磯の妓(おんな)の品さだめに通(つう)を誇る――といったふうな武士のみが...
吉川英治 「私本太平記」
...高田保氏の病窓を大磯に見舞ったとき...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??