...山奥の登山道は大盤石で覆われている...
...大盤石の上で野外コンサートが開催された...
...現代アートの展示物の一つが、大盤石を組み合わせた彫刻だった...
...大盤石の上に川が流れている風景は、とても美しい...
...スケートリンクの床は大盤石の模様で飾られている...
...今となっては相手の背(せな)からさっき擡(もた)げた大盤石(だいばんじゃく)を取りのける事が出来るかどうか...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...絶頂に近き所に大盤石がある...
井上円了 「おばけの正体」
...どうしたのか大盤石のように重い...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...大盤石のひろがりて...
大町桂月 「房州の一夏」
...あのお邸へお願い申しておけば大盤石(だいばんじゃく)...
中里介山 「大菩薩峠」
...最早大盤石(だいばんじやく)の自信に立つて貧乏ゆるぎもせぬ姿です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大盤石の如く御当家は千代八千代じゃ」「それは浅見(せんけん)じゃ...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...大盤石(だいばんじやく)が...
林芙美子 「浮雲」
...仮りにいかなる偶然かによってあたかもその時間に鶴が鳴いたとしたら! 夕陽新聞の地位は大盤石の上に据えられるのである...
久生十蘭 「魔都」
...大盤石の上に安坐する時は誇りが一切に代るのだ...
北條民雄 「独語」
...恰で大盤石を蹴つたかのやうな突嗟の「失敗」を感じて...
牧野信一 「武者窓日記」
...当りては砕くる響大盤石も動く心地してうしろの茶屋に入り床几に腰うちかけて目を瞑ぐに大地の動き暫しはやまず...
正岡子規 「かけはしの記」
...大盤石の如く落着いた脚は非常の苦痛を感ぜねばならぬ...
正岡子規 「九月十四日の朝」
...千百の寇は来るとも吾のかじのかば岩ほも共に飛ばなんと云へる如き大盤石の根底を有せざるべからず...
山路愛山 「信仰個条なかるべからず」
...大盤石のように腰を据えながら...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...私の頭の上から大盤石のように圧(お)しかかって来るのであった...
夢野久作 「暗黒公使」
...大盤石(だいばんじゃく)に挟まれたるが如く...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...大盤石に挟まれたように身をもだえた...
夢野久作 「名君忠之」
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