...この海嘯には伊勢の大湊が潰れて千軒の人家を流し...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...わたしは大湊まで行くわ...
中里介山 「大菩薩峠」
...大湊の島で二つに分れているようになっていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...大湊の町の町並は点(とも)しつらねた人家の灯(ひ)で丁字形(ていじがた)になっていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが大湊の浜辺へ海から泳ぎ着いたところを...
中里介山 「大菩薩峠」
...十七噂の通り米友は大湊の浜でつかまってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...大湊の船大工で与兵衛とお尋ねになれば直ぐおわかりになりますから」「大湊の与兵衛……よし来た」「それから先生...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほどなく兵馬の姿は大湊の町の船着場(ふなつきば)へ現われました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それだもんだから俺らは大湊へ逃げたんだね...
中里介山 「大菩薩峠」
...お君を擁護して大湊の与兵衛の舟小屋をたずねなければ...
中里介山 「大菩薩峠」
...金十郎は胸とどろかせながら、去年の夏のはじめ、八条猪熊の女衒に連れだされ、大湊という、北の湊の船宿へ、飯盛に売られたひとがあったそうだが、となぞをかけると、女はうなずいて、おはずかしいが、わたくしもその一人だと、さめざめと泣きだした...
久生十蘭 「奥の海」
...大湊の舟子どものことだろう...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...本土の果てなる大湊までは...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...大湊の町へ入らぬうちに...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...大湊の辺まで来た...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この伊勢ノ大湊ただ一つが...
吉川英治 「私本太平記」
...大湊へ渡れば、あれから津へ行く便船が出るはずだな」「はあ、四日市へでも、桑名へでも」「おやじ、今日はいったい、年暮(くれ)の幾日であったかなあ」「はははは、よいご身分でござらっしゃるの、年暮(くれ)の日をお忘れか、きょうはもう師走の二十四日でござりますわい」「まだそんなものか」「お若い方はうらやましいことを仰っしゃる」高城の浜の渡船場まで、武蔵は駈けるように歩いた、もっと駈けてみたい気がするのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大湊(おおみなと)の口へながれ入っているが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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