...シラス干しが一匹大根おろしをお伴につれて...
梅崎春生 「凡人凡語」
...小串へ行つて、買物をする、財布を調べて、考へ考へ、あれこれと買つた、茶碗、大根おろし、急須、そして大根三本、茶一袋、――合計金四十三銭也、帰途、お腹が空いたので、三ツ角の茶店で柏餅を食べる、五つで五銭...
種田山頭火 「行乞記」
...久しぶりに大根おろしが食べられる...
種田山頭火 「行乞記」
...(夕) (朝)ぬた 味噌汁大根おろし 豆の煮たの菜葉汁 煮〆漬物 漬物(めずらしく精進料理)(川口在)黒味噌(赤にあらず)田舎には山羊を飼養している家が多い...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...病床日誌によればきょうの食事は朝 おまじり一〇〇 桃果汁八〇九時半 ネーブル果汁六〇十一時五十分馬鈴薯(ばれいしょ)うらごし小量 トマト汁七〇二時半 林檎果汁一〇〇五時 おまじり一椀 大根おろし少々 梨果汁八〇七時四十分葡萄(ぶどう)果汁五〇 番茶二〇...
中勘助 「胆石」
...安直先生がおびただしく大根おろしをかきおろしはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この大根おろしよばれると毒下しになりまんがな...
中里介山 「大菩薩峠」
...その大根おろしのかきおろしたあんと食べておきますとな...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう大根おろしを幾駄でも...
中里介山 「大菩薩峠」
...丁馬、安直、デモ倉、プロ亀、どぶ川、金茶、大根おろし、かき下ろし、よた頓、それらの輩(やから)は眼中に置かずとしても、河太郎の一派が大阪で手ぐすね引いて待構えている...
中里介山 「大菩薩峠」
...隣りの室で大根おろしを拵(こしら)えているのだか想像がつかない...
夏目漱石 「変な音」
...胡瓜の汁(つゆ)で冷してくれとおっしゃるもんですから私(わたし)が始終(しじゅう)擦って上げました」「じゃやっぱり大根おろしの音なんだね」「ええ」「そうかそれでようやく分った...
夏目漱石 「変な音」
...大根おろしをこしらえた...
火野葦平 「花と龍」
...大根おろしで食わせたのは...
古川緑波 「牛鍋からすき焼へ」
...黄檗では煮汁も大根おろしも添えない...
矢田津世子 「茶粥の記」
...肉を焼きながら大根おろしのしたじで頬張るに限るという...
矢田津世子 「茶粥の記」
...大根おろしの量の盛り方などは...
横光利一 「旅愁」
...大根おろしを摺(す)って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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