...初年兵たちは三脚並んでる大机を挟んで...
新井紀一 「怒れる高村軍曹」
...五尺に七尺程の粗末な椴松(とゞまつ)の大机が据ゑてある南の窓には...
石川啄木 「病院の窓」
...彼は大机に向かい...
海野十三 「奇賊は支払う」
...すみにすえてある大机の向うへ行って...
海野十三 「金属人間」
...大机に附属している皮革張りの廻転椅子に尻を下ろした...
海野十三 「地獄の使者」
...大急ぎで図書室をでて研究室に入ると雪子の大机の上へとびあがり窓をあけた...
海野十三 「四次元漂流」
...蜂矢から教えられたとおりに部屋の中央に据(す)えてある自分の大机の方へ向けられた...
海野十三 「四次元漂流」
...見よ、大机の上に、ぼんやりしてはいるが、見なれない女人の姿がおっかぶさっている...
海野十三 「四次元漂流」
...小林君は、いきなり、懐中電燈を持って、その大机の下へ、もぐりこみました...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...大机にひじをついて...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...大机のまえに立ちどまると...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...李剛は中央の大机に帰って...
林不忘 「安重根」
...そこの大机には豆腐と春菊と密(マヽ)柑と煙草とが並べてあつた...
種田山頭火 「行乞記」
...紫檀の大机のもとに集まって...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...私がずっと中に這入って窓際に据えた大机の前に来ると...
夢野久作 「暗黒公使」
...そのほか窓際の小卓子(テーブル)の上に載っている卓上電話機の左手の大机の上に...
夢野久作 「暗黒公使」
...あの寝室の隣りの標本室の大机の足にしっかりと縛りつけて...
夢野久作 「継子」
便利!手書き漢字入力検索