...天然記念物に指定された大木は、樹木崇拝の対象になっている...
...彼は壮齢の大木のように颯爽と歩いていた...
...大木古樹に富めるを以て名高き舊家である...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...大木の話を聞けば自(おのずか)ら元気づくのである...
伊藤左千夫 「廃める」
...最も古き大木が神木として崇(あが)めてある...
井上円了 「おばけの正体」
...その時、九月一日の正午二分前、大地の鳴動と震動に、椎の大木は、幹に亀裂がはいりはすまいかと思われるほど揺ぎ且つ撓いました...
豊島与志雄 「古木」
...落葉松の大木が七八本すっくと立ち竝んでいる広い高原の片隅には...
豊島与志雄 「湯元の秋」
...大木戸で斬られた」それを聞くと山崎は...
中里介山 「大菩薩峠」
...大木の上から事の体(てい)を一通り見下ろした米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...あちらに半ば枯れた大木と...
中里介山 「大菩薩峠」
...ナムアミダブツのお釈迦様!帰郷古里の山や海を眺めて泣く私です久々で訪れた古里の家昔々子供の飯事に私のオムコサンになつた子供は小さな村いつぱいにツチの音をたてゝ大きな風呂桶にタガを入れてゐるもう大木のやうな若者だ...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...樫(カシ)やブナの大木が長年...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...樵夫の鋸と生れて数多くの大木を切り倒したこともある...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...栗の条下に「上野下野越後及紀州熊野ノ山中ニ有リ二山栗一小扁ク一歳ニ再三(フタタビミタビ)結レ子ヲ其樹不二大木ナラ一所謂ル茅栗(ササクリ)是カ乎」と書いてあるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...」欄外に森枳園(きゑん)の樟の大木の考証がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...高さ五六丈もあるかと思ふ見事な大木で...
柳田國男 「信濃桜の話」
...この大木となったといって...
柳田國男 「日本の伝説」
...軒(のき)の下や大木(たいぼく)の蔭(かげ)に...
柳田国男 「母の手毬歌」
...やがてふり仰いだ椋(むく)の大木...
吉川英治 「江戸三国志」
...岩石や大木を積んで置き...
吉川英治 「三国志」
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