...大振りにつくっています...
泉鏡花 「海神別荘」
...」「くよくよすんない」とお梅さんが大振りの晴れやかなでこぼこ顔を思いきりにこにこさせて...
犬田卯 「錦紗」
...二メートルほどの大振り子時計も...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...身体だけは大振りな...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...男持の大振りな蟇口(がまぐち)――しかし飯を食べながら話していると...
徳田秋声 「仮装人物」
...しかしそれから大分たってから庸三がある晩茶の間の大振りな紫檀(したん)の火鉢(ひばち)の側にいると...
徳田秋声 「仮装人物」
...飴色の鼈甲(べつかふ)の――少し時勢遲れの大振りな櫛(くし)が一つ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し大振りなところを見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...早くも大振りの盃に注いで呑もうとするのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やゝ大振りの匕首(あひくち)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...清右衞門は大振りな鍵を取出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大振りは肉体的にかなはなかつた...
牧野信一 「海棠の家」
...少し大振りを試みると私は五体が硝子の壜に化したやうな寒さに戦くのであつた...
牧野信一 「海棠の家」
...」――「あたしのやつた通りな大振りをしなければ...
牧野信一 「海棠の家」
...加けに此方は相当の大振りを試みてゐたところで光りがキラキラと眼の邪魔になつたが彼は...
牧野信一 「籔のほとり」
...みんな提灯を大振りにして...
正岡容 「初看板」
...台所から大振りな白鳥徳利(はくちょうどくり)をぶら提げて来た...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...差料(さしりょう)も大振りな陣刀に代えていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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