...大手を振って往来を歩いた...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
...大手を振って学界をまかり通るところに...
知里真志保 「アイヌ語学」
...あたかも自分がひとりで大手を振って歩いているような気持ちがするであろう...
寺田寅彦 「空想日録」
...本街道の関所のあるところを大手を振って通るのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...大江戸の真中を大手を振って歩いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...大手を振って通ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...青天白日の下を大手を振って歩けるようにして出て来ているのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...この船を自分の思うままに大手を振って...
中里介山 「大菩薩峠」
...大手を振ってのっしのっしと歩み来るのを見受けます...
中里介山 「大菩薩峠」
...大手を振って出て行った者があることに気が付きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...実隆も大手を振って九条家を尋ね得ることとなり...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...おれが承知だから大手を振って泊んねえ」大手を振って泊る...
山本周五郎 「風流太平記」
...大手を振って歩いて来らあ...
吉川英治 「治郎吉格子」
...彼奴(きゃつ)に大手を振って歩かせていると云われちゃあ...
吉川英治 「松のや露八」
...明るい陽の下を大手を振っては歩けない源氏の残党と呼ばるる者だった...
吉川英治 「源頼朝」
...男だ」表の暖簾口(のれんぐち)から大手を振って出ても決して差しつかえないものを...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大手を振って陽なたを歩くこともできない連中なのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大手を振って訳のわからぬことを呶鳴りながら歩き続けた...
蘭郁二郎 「蝕眠譜」
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