...大慾は無慾にさも似たり...
太宰治 「花吹雪」
...大慾は無慾に似たりというのはつまりここだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...一番無慾な顏をする奴は一番大慾で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大慾は無慾に似たりの失敗であつたから...
長谷川時雨 「煎藥」
...彼等自身が各々の大慾望を遂げてしまうと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...途方もない大慾(たいよく)の容器(いれもの)なのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...この大慾の凡物を...
吉川英治 「新書太閤記」
...それだけで彼の大慾は完成できない...
吉川英治 「新書太閤記」
...――ただ生きよう生きようという大慾を出せ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...生きんとする大慾心をふるい起すのはこの時だと...
吉川英治 「新書太閤記」
...大慾は大勇猛心を出す...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼がその強悪と大慾をもって...
吉川英治 「新書太閤記」
...また、秀吉も大慾だが、自分も大利を占めうることもわかっている...
吉川英治 「新書太閤記」
...もっと大慾であると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...大慾大罪の塔(とう)を積んでも同じ一生――」骨柄といい弁舌といい...
吉川英治 「親鸞」
...小慾はかかぬがよい」「吉次はずいぶん大慾のつもりでおりましたし...
吉川英治 「源頼朝」
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