...それから船に御馳走と酒とを積み込ませて大悲閣まで漕ぎ上ぼせた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...幸子たちは、去年は大悲閣で、一昨年は橋の袂の三軒家で、弁当の折詰を開いたが、今年は十三詣(まい)りで有名な虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)のある法輪寺の山を選んだ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...松倉大悲閣へ参詣しての帰り道でしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...松倉大悲閣へ参詣のための馬だから...
中里介山 「大菩薩峠」
...大悲閣途上さや/\に水行くなべに山坂の竹の落葉を踏めば涼しも二日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...舟は大悲閣(だいひかく)の下(もと)に着いた...
夏目漱石 「虞美人草」
...大悲閣(だいひかく)の温泉などは立派に普請(ふしん)が出来て……」「そうですか」「小督(こごう)の局(つぼね)の墓がござんしたろう」「ええ...
夏目漱石 「虞美人草」
...ある時は大悲閣(だいひかく)へ登って...
夏目漱石 「門」
...ある時(とき)は大悲閣(だいひかく)へ登(のぼ)つて...
夏目漱石 「門」
...大慈大悲閣(だいじだいひかく)ひとりになった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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