...我頸を抱きて大息つき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...長大息(ちょうたいそく)をした...
海野十三 「○○獣」
...ロークは望遠鏡をおろして大息をした...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...と僕は思わず長大息を発した...
太宰治 「正義と微笑」
...周さんをして長大息を発せしめたものは...
太宰治 「惜別」
...大息しつゝ英豪の心に獨り嘆じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...此四五日は大息(おおいき)吐息(といき)の息巻荒く(あが)る様に見える...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...風のような大息をつきながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...三百年の徳川のためにも大息しているかのようにも見られます...
中里介山 「大菩薩峠」
...とつぜん立ちどまってはげしく大息をつき...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...暫時は開いた口も塞がらなかったのでございました」秀陳はネオン・ランプの暈光(ハロー)に包まれた周囲の高い建物を見上げながら嘆くが如くに長大息し...
久生十蘭 「魔都」
...自国におりて広重や北斎のむかしの神社の浮世絵を集むるがましと長大息して...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...窓の外で私も人知れず長大息させられた...
夢野久作 「暗黒公使」
...モリエエルは机上の稿本を攫(つか)んで足下(あしもと)に抛(なげう)ち長大息(ちやうたいそく)して長椅子(デイン)に倒れる...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...炎のような大息をつき...
吉川英治 「大岡越前」
...王允は、長大息をして、「されば、自分の福寿も、今日の有様では、祝う気持にもなれんのじゃ...
吉川英治 「三国志」
...肩で大息をつきながら...
吉川英治 「三国志」
...そのあと……ほっと大息を肩でついたまま...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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