...しばしば長大息を禁じ得ぬ...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...我頸を抱きて大息つき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...彼は長大息(ちょうたいそく)した...
海野十三 「地球盗難」
...長大息(ちょうたいそく)をした...
海野十三 「○○獣」
...なんといって長嘆大息(ちょうたんたいそく)するで有ろうか...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...私は酒杯を手にして長大息を發した...
太宰治 「横綱」
...「あゝ」と云って急に長大息(ちょうたいそく)するのである...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...……十一月三日長大息...
種田山頭火 「其中日記」
...大息なして老王は壁より地上降り來つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...大息してなげいて言うには...
中里介山 「大菩薩峠」
...やはり農家でないと本当の雪形の口碑は伝わらぬものかと長大息した...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...顎十郎のそばへ膝行(いざり)よると、大息をついて、「やはり、お推察通りでございました」顎十郎は、うなずいて、「そうだろう、……それで、藤波のほうはどうだ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...実に長大息すべきなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...長大息をして嘆くのだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...ストーン氏は憮然として椅子に反(そ)りかえりつつ長大息した...
夢野久作 「暗黒公使」
...思い出して……成る程……そうであったかと長大息するに違いないのだから……そうして物質的にも精神的にも恵まれた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...聞くと一座の者も皆、「ああ――」と、大息して、「こんな世に生れ合わせなければよかった...
吉川英治 「三国志」
...周瑜はなお肩で大息をついていたが...
吉川英治 「三国志」
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