...書して茲(ここ)に至り吾人は実に悵然(ちやうぜん)として転(うた)た大息を禁ずる能はざる者に候...
石川啄木 「渋民村より」
...)と落込むような大息して...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...長大息(ちょうたいそく)をした...
海野十三 「○○獣」
...「あゝ」と云って急に長大息(ちょうたいそく)するのである...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...……十一月三日長大息...
種田山頭火 「其中日記」
...呉郎さん寝床で長大息!ウラのオヤヂのコヾト...
種田山頭火 「其中日記」
...しかたがねえ!」と長大息(ためいき)をついて...
田山花袋 「田舎教師」
...大息なして豪勇の心に向ひ陳じいふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...大息なして老王は壁より地上降り來つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...女と云うものは始末におえない物件だからなあ」と主人は喟然(きぜん)として大息(たいそく)を洩(も)らした...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「足の勇」は長大息しました...
野村胡堂 「死の予告」
...肩で大息をつきながら...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そんなら逃げ廻って苦しむだけ無駄ね」コン吉は天を仰いで長大息し...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...大息を吐(つ)いて...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...フーッと大息をついて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...右の如く常々長々長大息を漏らされありということであった...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...ほっと大息をつきながら...
吉川英治 「黒田如水」
...聞くと一座の者も皆、「ああ――」と、大息して、「こんな世に生れ合わせなければよかった...
吉川英治 「三国志」
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