...大屋根の石もからからと転げそうで...
泉鏡花 「霰ふる」
...大屋根(おほやね)を越(こ)したが...
泉鏡太郎 「十六夜」
...怪物の頭の上の大屋根に...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...いまにもすべりおちそうな大屋根の上を金色のトカゲのように...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...かれは大屋根なんかにのぼって...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...大屋根の高さになったのです...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...大屋根の上の鉄人Qが...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...正面大屋根の修羅場(しゅらば)へ駈けつけるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを踏んで大屋根の上に登った平次...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして自分の家の大屋根にゆく仕かけだった...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...とう/\隣りの大屋根までよじのぼってしまいました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...身(み)にしむやうな媚(なま)めかしい聲(こゑ)に大屋根(おほやね)の方(かた)へと啼(な)いて行(ゆ)く...
樋口一葉 「われから」
...正面には寺の大屋根が悪魔のごとくそゝり立つて聳えてをり...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...この物干しから大屋根の火の見へ上がってちょいと見物しませんか...
正岡容 「初看板」
...カルルスキルエの大屋根(おおやね)が...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...そして眼の下の――大岡家の大屋根を...
吉川英治 「大岡越前」
...ぽんと牢廂から大屋根へ...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...大屋根のまん中へ出て...
吉川英治 「宮本武蔵」
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