...舞台でおきまりの大股(ろっぽう)を踏んで大威張りで高めた通廊を歩く...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そして大威張りで土地(ところ)一番のブラツクストンホテルへ泊つた...
薄田泣菫 「茶話」
...そして大威張りで海道筋を練り歩かせたものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...私は一日五枚書くと大威張りだ...
太宰治 「自作を語る」
...これからどこへお世話になるにしたって大威張りだわ...
太宰治 「薄明」
...朝から大威張りで散歩して...
太宰治 「令嬢アユ」
...この法案に大威張りで反対するのは...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...フリードリヒは大威張りで叫んだ...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...お父さんやお母さんに大威張りでふいちょうしてもよい...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...そうなると居候が大威張りで...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...無茶先生は大威張りで...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...と私は大威張りです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...頭つきで大威張りの焼き魚でした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...モンテーニュは社会全般に正義がおこなわれ、すべてのものが残りなくその正義に守られ、誰にも個人的恩義など感じないで、大威張りで、当然のこととして、幸福がうけたいというのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大威張りでどこでものしまわってやるがいいんだ」おせんはむろん彼女の誤解を正そうなどとは思わない...
山本周五郎 「柳橋物語」
...轡虫は大威張りでそこいらの露をヤタラに吸いながら...
夢野久作 「がちゃがちゃ」
...大威張りでパッカードを乗廻す」という新聞記事で止刺刃(とどめ)を刺されてしまった...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...――けれど今日は許されたので大威張りであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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