...その点ではあなたは何人に向つても大威張りだと私は思ひます...
伊藤野枝 「九州より」
...しかも日本の大使館や外国の大学総長等の招待にも大威張りで出席し...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...私は大威張りで実に...
太宰治 「酒ぎらい」
...私は一日五枚書くと大威張りだ...
太宰治 「自作を語る」
...私がここで大威張りで言いたいのは...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...大威張りでね」――こういうわけで...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...それにこんなものまで書いて死体の下へ入れて置いたんで」「はてな?」「娘の敵を討った――てんで大威張りですよ」「どこに居るんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...口惜(くや)しいが下手人は俺じゃないと大威張りだ」「へッ」「まだ寅五郎を殺しそうなのはうんとあるが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何處へゆくにも追從(つい)て行つて大威張りに威張るがな...
樋口一葉 「たけくらべ」
...昔はこんな熊笹の中に大威張りで寢そべつてゐたのになあ...
堀辰雄 「匈奴の森など」
...鼻先を地面にすりつけるやうにしてドカドカツと近づいて来それから脊中をくねらし尻をふり/\大威張りに杉林の方へ過ぎて行きます...
槇本楠郎 「文化村を襲つた子供」
...それを見ると無茶先生は大威張りで...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...ガブガブお酒を飲みながら大威張りで答えました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...無茶先生は大威張りで...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...大威張りで降りて表へ出て行きましたが...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...」こどもが大威張りで云ひました...
宮沢賢治 「車」
...しゅっこが、大威張りで、あの青いたんぱんを、淵(ふち)の中に投げ込んだ...
宮沢賢治 「さいかち淵」
...お上からなら大威張りだし……さ」「うぬっ」今はとばかり...
吉川英治 「新・水滸伝」
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