...大姫君がまたつつましいふうで自身で言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君は例のように中の君に勧めて書かせようとした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君は自分は悲しみから超越しているというふうを見せるためでなく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これを自分の問題であるとは思わぬ大姫君は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君は中の君様をお望みになればとそう希(ねが)っていらっしゃるらしゅうございます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...気分が悪いということにして大姫君はずっと床を離れずにいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...髪を洗わせなどした中の君の姿を大姫君はながめているだけで人生の悲しみも皆忘れてしまう気がするほどな麗容だった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「不注意からまた病をしまして苦しんでいる際ですから」というような返事ばかりを言わせて大姫君は会おうとしなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そして大姫君の所へ行き...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君はほっそりとした手首を袖の外に出しながら人生の悲しみを深く味わっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分だけでも結婚しての苦を味わうまいといよいよ薫の望むことに心の離れていく大姫君であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君はこの寂しい夜を訪(たず)ねたもうた宮をうれしく思うのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今ではうかとしておれば大姫君であるという錯覚が起こるのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...非常に物悲しく思っている様子の見えるところなどもよく大姫君に似ているのを知って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なぜ大姫君の望んだことに自分はそむいて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君とはあまりに懸隔のあるお身代わりでおそれおおいと申しておりましたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...清い額つきがにおうように思われて、おおような貴女(きじょ)らしさには総角(あげまき)の姫君がただ思い出されるばかりであったから、夫人は絵のほうはあまり目にとめず、身にしむ顔をした人である、どうしてこうまで似ているのであろう、大姫君は宮に、自分は母君に似ていると古くからいる女房たちは言っていたようである、よく似た顔というものは人が想像もできぬほど似ているものであると、故人に思い比べられて夫人は姫君を涙ぐんでながめていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...はては宇治の大姫君さえ生きていてくれたならば...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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