...大姫君が硯(すずり)を静かに自身のほうへ引き寄せて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君は遊びとしてさえ恋愛を取り扱うことなどはいとわしがるような高潔な自重心のある女性であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君は二十五、中姫君は二十三になっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ああは言いながらも大姫君の心にもようやく悲しみの静まって来たこのごろになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これを自分の問題であるとは思わぬ大姫君は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「不注意からまた病をしまして苦しんでいる際ですから」というような返事ばかりを言わせて大姫君は会おうとしなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君も事情はよくわかっていないのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君がわざわざ謀って身代わりにさせようとした気持ちを無視することも思いやりのないことではあるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君はほっそりとした手首を袖の外に出しながら人生の悲しみを深く味わっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君はましてこの感を深く覚えているのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あの人がかわいそうでございます」それに続いて大姫君の歎く気配(けはい)がした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...と大姫君は来世のことまでも考えていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...だれのために私が尽くしたいと思うからでしょう」と大姫君は灯を近くへ寄せさせて宮のお手紙を読んだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...皆大姫君付きになるのを希望した者であったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...なぜ大姫君の望んだことに自分はそむいて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君に似たと言われたことに心が惹(ひ)かれて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...髪のぐあいが大姫君の顔も細かによくは見なかった薫であったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大姫君の妹様というだけでお思いになるのかとおそれおおい申しようですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??