...岩の上の大夏木の根八方に夏山やトロに命を托しつゝ雪渓の下にたぎれる黒部川六月十一日 黒部峡探勝...
高浜虚子 「五百五十句」
...鵲(かささぎ)も稀(まれ)に飛ぶのみ大夏野松花江(しょうかこう)流れて丘は避暑地とや昼寝覚め又大陸の旅つづく六月八日 奉天大和ホテル止宿...
高浜虚子 「六百句」
...すなわち支那でいう大夏の国のごときはその歴史から考えて多くギリシアの文化を東方へ伝播したであろう...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...大夏(バクトリヤ)...
南方熊楠 「十二支考」
...其から大夏の赫連勃々が叱干阿利をして城を築かしめると...
南方熊楠 「人柱の話」
...幸いなるかな、ときは今、大夏のこの炎天...
吉川英治 「三国志」
...時は大夏六月...
吉川英治 「三国志」
...雨水(うすい)をたくわえておくまでのこと」「大夏(たいか)の旱魃(かんばつ)に...
吉川英治 「神州天馬侠」
...大夏の太陽よりも強烈なものをもって...
吉川英治 「新書太閤記」
...大夏の太陽は火龍(かりょう)というもおろかである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...戸外(おもて)の大地を焦(や)いている大夏(たいか)の太陽にも劣りのない旺(さかん)な仏灯(みあかし)が赫々(かっかく)と燃えていた...
吉川英治 「親鸞」
...八月十一日は小生の誕生日なれど併せて大夏一夕の山荘の放談会の趣きをなし...
吉川英治 「年譜」
...ギリシア劇はアレキサンドロスの東征のころから紀元後へかけて北インドや大夏(たいか)やペルシアで盛んに行なわれた...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...大夏はギリシア人の建てたバクトリア国で...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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