...燕(つばくろ)のしば鳴き飛ぶや大堰川(おおいがわ)昭和十年五月二日 京都嵐山...
高浜虚子 「五百句」
...大堰川(おほゐがは)の邊(ほとり)を沿(そ)ひ行けば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...大堰川(おおいがわ)の水の色を見ても何かしんしんとしたものが骨身に沁(し)みるようであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...間に道路や大堰川が挟(はさ)まっているようには思われない...
谷崎潤一郎 「細雪」
...少しばかり大堰川を舟で遡っても見た...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それには嵐山を望む大堰川(おおいがわ)から太秦(うずまさ)のあたりまでをふくむ亀山上皇の離宮のあとがある...
吉川英治 「私本太平記」
...大堰川(おおいがわ)をとりいれて...
吉川英治 「私本太平記」
...――世良親王の河端(かわばた)ノ宮の遺跡(いせき)に植え出したさくらがいつか花時には大堰川(おおいがわ)の水も小紋にして見せるほどな名所となって来た始まりであるという...
吉川英治 「私本太平記」
...嵐山も大堰川(おおいがわ)もとうに花は散ったあとだし...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索