...不朽の典籍に親しんでその良心と理性を満足せしむることは大国民としての根本的教養であらねばならぬ...
岩波茂雄 「岩波文庫論」
...この歴史上厄急(やくきゅう)の時にあたって世界最大国民たるの一助たらしめよ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...しかしながら、国としてはその通りであるが、日本人個人としてどういう状態であるかというと、日本国民はなんと威張っても、大国民、大和民族などと威張っても、一歩足を踏出して外国へ行ったならば、東洋人――東洋人といって日本人と区別しないのである...
大隈重信 「平和事業の将来」
...大国民という先生方とを...
大隈重信 「平和事業の将来」
...大国民と威張り出した...
大隈重信 「平和事業の将来」
...その同情が全く無くなって、傲慢にも一等国になった、大国民であると、支那人、朝鮮人を軽蔑し出していじめるという仕方をやったのが、第一気にくわぬのである...
大隈重信 「平和事業の将来」
...「少なくともヨーロッパの四大国民の名は...
大杉栄 「征服の事実」
...第一に決死の覚悟と大国民の襟度(きんど)...
谷譲次 「踊る地平線」
...大国民の資格(しかく)が無い...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...……大国民の芸術的至宝をこしらえている凡庸(ぼんよう)と虚偽との量に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...諸君は音楽的の大国民だと誇っている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...四つのおもな国語と西欧四大国民の智嚢(ちのう)とが安らかに混和していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あらゆる国民をしてフランスを「大国民」なりと言わしめるため...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大国民となり大陸軍を生み出し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大国民が一宿場に到着したものにほかならない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...左(さ)もなくば切角(せっかく)の大国民も近き将来に於て悉(ことごと)く大兄の如く胃病患者と相成る事と窃(ひそ)かに心痛罷(まか)りあり候(そろ)……」また大兄のごとくか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...(「大国民」 大正二・一〇/『遺稿』所収)...
平出修 「瘢痕」
...一大国民の力に限界を置くことは困難であろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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