...而して彼は悪人に対し大命を発して言い給うのである...
内村鑑三 「聖書の読方」
...全速力で追撃!」塩田大尉は全機に一大命令を発しました...
海野十三 「怪塔王」
...帯剣を釣る手を憩(やす)めて何か重大命令を受けて来たらしい僚友に...
海野十三 「空襲葬送曲」
...いきなり部下を集めて下した大命令! さてどんな大事件が...
海野十三 「地中魔」
...万一そういうご大命(たいめい)がくだるかもわからないと思いましたので...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...大命は尾垣大将に降下する如く...
高見順 「いやな感じ」
...ここで蹶起部隊は大命に抗する叛徒だという烙印(らくいん)がおされた...
高見順 「いやな感じ」
...そして大命は近衛公に降下し...
種田山頭火 「其中日記」
...昨年十一月侯が日韓協約締結の大命を啣みて再び韓国に使するや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...いはゆる「大命降下」で...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...そのひまに魏の国防はいよいよ強化され、長安、洛陽はついに不落のものとなるはいうまでもない」かく悶々たる痛涙はながしたが、大命ぜひなく、孔明は即日、大軍を引き払った...
吉川英治 「三国志」
...「京都回復の大命を成しとげ...
吉川英治 「私本太平記」
...関白たるべしとの大命である...
吉川英治 「新書太閤記」
...御大命が下るのではないかといううわさがある』『御大命とは』『勅使(ちょくし)御下向(ごげこう)の饗応役(きょうおうやく)に』『そうか...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...御当家の大命が、滞(とどこお)りなく、おすみになった後のお思召と申すなら格別、当座は、何ぞ、印(しるし)だけの物で、よくはないかと心得まするが』夫人の眸に、心もとなげな影がうごいた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...松山城の城受取りの大命をうけて出向いたときには...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...曠(はれ)の大命拝受に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「――今日を期して幕府の大命雷発(たいめいらいはつ)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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