...大叔父は所謂(いはゆる)大通(だいつう)の一人で...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...自分の大叔父やこの禅僧とは...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...大叔父というのでしょうか...
太宰治 「虚構の春」
...私には大叔父に当る...
野村胡堂 「九つの鍵」
...大叔父に當る主人に預けられ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の大叔父、海軍少将でしたが、王家のための軍役で全てを失ってしまったので、我々の家系は益々貧しくなってしまいました...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...彼氏の大叔父と私の祖父はお互い良く知ってるよ」「同郷人だと知って嬉しいわ」伯爵夫人はうわの空で答えた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...(大正五年)「孤獨地獄」は彼の大叔父である津藤の事を書いた點と既に彼の厭世主義的傾向が強く出てゐる點でのみ注意せらるべき作品である...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...大叔父の国香や、小い叔父たちが、奥で酒もりしているらしい間にである...
吉川英治 「平の将門」
...横山へ行ったのか」大叔父も...
吉川英治 「平の将門」
...これから大叔父の添え書を持って...
吉川英治 「平の将門」
...所持品の中には、大叔父、常陸の大掾国香から、藤原忠平にあてた大事な書類がつつんである...
吉川英治 「平の将門」
...で、こういう疑問がわいても、彼が彼にする答えは、(きっと、大叔父の国香が、おれに持たしてくれた添え状に、そんな事まで、細かに書くのは忘れていたからにちがいない...
吉川英治 「平の将門」
...あれの大叔父として...
吉川英治 「平の将門」
...殊に、大叔父の国香の、肚ぐろい遠謀が、あきらかに、読めてきた今では、都にとどまって、空(むな)しい希望にすがるよりは、いッそ、東国へ帰ろうか――とは、何度も考えたことだった...
吉川英治 「平の将門」
...石田の館(たち)の大叔父の許へ...
吉川英治 「平の将門」
...「常陸の大叔父(国香)は...
吉川英治 「平の将門」
...上手に企(たくら)んでいた扶たちの――いや大叔父の国香の名を以て...
吉川英治 「平の将門」
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