...プログラムの大半は徒(いたずら)に私の退屈を増させるばかりでございました...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...物質的苦痛を除いた苦痛は大半はこの属性の生んだものである...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...大半はむれてくさり...
石川欣一 「可愛い山」
...乗客の大半は此処で降りた...
石川啄木 「札幌」
...『昆虫の大半は此の蝶と同じやうにして生れて来る...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...彼らの大半は大会に赴くだろうと認識したからである...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...ローマの古美術も大半は残欠であり...
高村光太郎 「永遠の感覚」
...要求の大半は通り...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...私の部屋へ来る女中の大半は...
太宰治 「断崖の錯覚」
...玉の井や亀戸の女たちも大半は明るかったが...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...氷上釣の興趣の大半は失はれてしまふ...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...一年の大半は倫敦(ロンドン)に暮している...
松本泰 「緑衣の女」
...大半は無用になることを予想しなければならなかつた...
宮地嘉六 「老残」
...大半は蘭軒に与へたもので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...我国の著名な刀工の大半は備前備中に住んだといいますから...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...敵軍は、呂布につづいて、虎牢関へ引き退いたが、その大半は、関門へ逃げ入れないうちに討たれてしまった...
吉川英治 「三国志」
...兵馬の大半は押し流され...
吉川英治 「三国志」
...すでに大半は退き...
吉川英治 「三国志」
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