...移民一世の家族が、新天地での新たな人生を始めるために大勇を振るいます...
...この前の第三次世界大戦の空戦に赫々(かくかく)たる勲功(くんこう)をたてた大勇将として...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...大勇猛心を奮い起し...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...今日こそはと大勇猛心を出して...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...直ちにこの理想を実現しようという大勇気を出して運動をやられたのである...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...大勇(おおいさ)みに勇んで出かけました...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...箱登羅は團七の腕へ「大勇信士」と書いた...
竹久夢二 「砂がき」
...ジイグフリイドほどの不死身(ふじみ)の大勇者でも...
太宰治 「お伽草紙」
...「大勇と小勇」だのという題(テマ)でもってあつかわれているから...
太宰治 「親友交歓」
...大勇なる哉(かな)と嘆ぜざるを得ない...
中島敦 「弟子」
...かゝる大智大勇と非凡な妖術とを有しながら...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...ここにおいて王言う「吾子よ汝は大勇の猟師だから爾後狩に出る時食事を調(ととの)うる者を欲しいだろ...
南方熊楠 「十二支考」
...真に古ギリシアの大勇士の振舞いそのままだと言い居る...
南方熊楠 「十二支考」
...ただただ自分の大勇と武運と高邁な希望の成就とを確信して...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...衣食足(た)つて深沈大勇(たいゆう)な思索研究に耽(ふけ)つた為(た)め...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...「呂布の大勇にはこの近国で誰あって当る者はありません...
吉川英治 「三国志」
...一挙大勝かの大勇猛心の表現であり...
吉川英治 「三国志」
...大慾は大勇猛心を出す...
吉川英治 「新書太閤記」
...鹿角(しかづの)の前立(まえだ)ち打った兜(かぶと)に、黒革のよろいを着、大槍を手(た)ばさんで、馬上に風を切らせて来た武者振りは、さすがに勝豊の麾下(きか)中第一の剛の者と見えたが、いかなる大勇も、すでに武門の大道を踏み過(あやま)っては、その馬蹄に、正義堂々たる威風はない...
吉川英治 「新書太閤記」
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