...お前にしちゃ大出来(おおでき)だ...
海野十三 「新学期行進曲」
...「よし、大出来だ...
海野十三 「豆潜水艇の行方」
...「対等の契約ならと返事したのは大出来だった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...お前にしては大出来だ...
太宰治 「正義と微笑」
...牧師も和尚(おしょう)も然りじゃね」「大出来...
太宰治 「人間失格」
...晩酌一杯、もう一杯ほしいのをぐつと抑へた、大出来々々々...
種田山頭火 「其中日記」
...社大党は何等かの積極政策を執らねば大衆化を拡大出来ない...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...でも恰好のよいのをとは、大出来だった...
豊島与志雄 「母親」
...大出来」「通さなけりゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ある程度で盃をくいとめたのは大出来です...
中里介山 「大菩薩峠」
...今度のことなんぞも、お角さんから頼まれますと、早速、当りをつけたのが、まあ、聞いていただきやしょう、とても、そりゃその道で多年苦労をした目明(めあか)しの親分跣足(はだし)ですね、全く予想外のところへ目をつけて、そこから手繰(たぐ)りを入れたところなんぞは、我ながら大出来、ここの親方にも充分買っていただくつもりで、寄り道もせずにこうして駈け込んで来たような次第なんでございます……エエ、その頼まれました御本人の行方(ゆくえ)、それをそのまま探していたんでは、なかなか埒(らち)の明かない事情がありますから、まずこういう具合に……エエと、この街道を琵琶を弾(ひ)いて流して歩いたお喋(しゃべ)りの盲法師(めくらほうし)を見かけたお方はございませんか、こういって尋ねて歩いたのが、つまり成功の元なんですね...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは大出来だった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...大出来...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これは正に大出来だった...
牧逸馬 「運命のSOS」
...菊五郎の松王を徹頭徹尾無類の大出来にて...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...近ごろの大出来だと...
吉川英治 「江戸三国志」
...戦の統率(とうそつ)ぶりも養父(おや)の慾目(よくめ)ばかりでなく大出来でした...
吉川英治 「新書太閤記」
...こいつア大出来じゃあござんせんか」「ふウむ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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