...大凡の計画は明日には完成する見込みです...
...彼は大凡の英単語は知っているが、文法が苦手だ...
...この問題は大凡の人が解ける難易度だ...
...大凡の風習は、その土地の歴史や環境に関係している...
...大凡の人がそう思うだろうが、彼の考え方は独特だ...
...みづから大凡下(だいぼんげ)の一人としてゐるものである...
芥川龍之介 「或旧友へ送る手記」
...大洋に含まれてゐる塩の総量の大凡(おおよ)その見積りをつくつて見ると...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...さうして此後(このご)も大凡(おほよ)そこんな状勢(じやうせい)で進(すゝ)むからして從(したがつ)て少(すくな)くも是迄(これまで)彌(いや)が上(うへ)に殖(ふ)えて來(き)た國債(こくさい)の總額(そうがく)を殖(ふや)さずに濟(す)まし得(う)る次第(しだい)である...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...誰方?――」杜にはそれが何人であるかは大凡(おおよそ)気がつかぬでもなかったが...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...(二)今(いま)から大凡(おおよそ)十三四年(ねん)以前(いぜん)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...容態を見て大凡(おおよ)そ分っていたことであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...大凡(おおよ)そどんな家庭であったかは誰にも想像がつく筈(はず)ですから...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...あなたにも大凡(おおよそ)お心当りがおありでしょうから...
谷崎潤一郎 「途上」
...しかし大凡(おゝよ)その見当(けんたう)はわかつてゐた...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...三十年目に一度とか来るものだと云ふ大凡のことだけは判つてゐるのだ...
徳田秋聲 「フアイヤ・ガン」
...一 苦に對する三種の態度苦を脱するために苦に對する我々の態度に大凡三種の別があるだらうと思はれます...
朝永三十郎 「學究漫録」
...君にもあの女はどんな者だか大凡分ってはいるでしょうが...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...いわば戯作者で当人も大凡下々(だいぼんげげ)の戯作者と称して喜んでいるような始末ですよ」「え...
中里介山 「山道」
...棧敷は大凡余が腰のあたりまでしか無いといふ程低い...
長塚節 「菜の花」
...大凡(おほよそ)の見當は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...……大凡(おおよそ)のことはご存知のようですが...
久生十蘭 「キャラコさん」
...大凡一個の人間の慾には一定の分量ある者と思はる...
正岡子規 「読書弁」
...斯様(かよう)申上げましたならば大凡(おおよそ)...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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