...夕方までに本多大内記(ほんだだいないき)五万石の城に入りました...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...九条家においてその家礼すなわち執事の役をしておった唐橋大内記(だいないき)在数が殺害された事件があったからであろう...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...唐橋在数は大内記という官を帯びた朝臣で...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...朝臣たる大内記唐橋在数を...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...家庭教師の大内記に命じて史記の中の解釈のむずかしいところの...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...学問のほうの用で自邸でもお使いになる大内記が...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この話を十二月に聞いたと私に話した者は言いましてございます」と大内記は言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大内記は右大将の家に古くから使っている家司(けいし)の婿であったから秘密な話も耳にはいるのであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大内記は除目に得たい官があってどうかして宮の御歓心を得ておこうと夜昼心を使っているころであったのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「時方とおっしゃるのはどなたですか」「私です」大内記時方は笑いながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...前(さき)の大内記...
吉川英治 「私本太平記」
...前ノ大内記日野俊基朝臣でおわそうが」「や...
吉川英治 「私本太平記」
...……前ノ大内記日野俊基朝臣と洛中にて密会をとげたるは...
吉川英治 「私本太平記」
...後日には、高氏も名を知ったが、あの淀川舟で、乗合いのちんぴらどもをたしなめ、彼らの杯で酒を痛飲しあったり、また、船中の男女の徒然(つれづれ)をとらえては、時世を慨嘆し、りんりたる弁で演舌したなどの行為は、まことに公卿にも似合わしからぬ態だったが、その人こそ、今日の“文談会”に姿をみせた、この前ノ大内記、日野蔵人俊基なのだった...
吉川英治 「私本太平記」
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