...帆村からいわれたとおりまちがいなく大尉に伝えねばならぬと大事をとっていたのです...
海野十三 「怪塔王」
...私は初めから覚悟をしていたので極めて大事をとって徐々として歩いた...
高浜虚子 「富士登山」
...七十九歳の老武士、大久保彦左ヱ門の勇気と機知で、その場はぶじにすみましたが、このさき、またどんなことがあるかもしれず、大事をとって、陽のたかいうちに、粕壁(かすかべ)の本陣、見川安右ヱ門(みかわやすえもん)に、家光の乗物をつけさせました...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...大事には大事をとって...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...彼等は大事をとって...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...初めは大事をとってあしたもがまんして家に居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今度は大事をとって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...又五郎は大事をとってこう答えた...
山本周五郎 「おれの女房」
...大事をとって一応...
吉川英治 「三国志」
...「しかし、二十艘では危ない」と、大事をとって、別に文聘(ぶんぺい)に三十艘の兵船をさずけ、兵五百をそれに附した...
吉川英治 「三国志」
...呉侯も実に大事をとっておられ...
吉川英治 「三国志」
...曹洪は大事をとって...
吉川英治 「三国志」
...もし彼が消極的な大事をとって...
吉川英治 「私本太平記」
...幕府も大事をとってか...
吉川英治 「私本太平記」
...大事に大事をとって...
吉川英治 「新書太閤記」
...先頃からちと晩秋らしい寒さがつづきましたので、大事をとって、衾(ふすま)をかぶって籠(こも)っておりましたが、きょうあたりは暖(あたた)こうござりますゆえ、起き出そうかと思うていたところでした」「京都は、冬の訪れも早い...
吉川英治 「新書太閤記」
...どっちもまた大事をとって...
吉川英治 「新書太閤記」
...大事をとっていられない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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