...私は初めから覚悟をしていたので極めて大事をとって徐々として歩いた...
高浜虚子 「富士登山」
...それでも大事をとって嘉七は駅前の自動車屋を叩き起した...
太宰治 「姥捨」
...公使ロウが大事をとってなかなか動かないので...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...彼はその三四日は大事をとって部屋に引きこもっていたのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...又五郎は大事をとってこう答えた...
山本周五郎 「おれの女房」
...(仕損じては――)となお、大事をとって、彼の隙(すき)をうかがっていると、董卓はひどく肥満しているので、少し長くその体を牀(しょう)に正していると、すぐくたびれてしまうらしい...
吉川英治 「三国志」
...呂布ありと敵が大事をとって...
吉川英治 「三国志」
...ただ大事をとって...
吉川英治 「三国志」
...大事をとって動かずにいるのです」そう説明して...
吉川英治 「三国志」
...どんな畏(おそ)れと大事をとっているかがわかる...
吉川英治 「私本太平記」
...仲時は大事をとって...
吉川英治 「私本太平記」
...もし彼が消極的な大事をとって...
吉川英治 「私本太平記」
...大事をとっていた山淵父子も...
吉川英治 「新書太閤記」
...御主君の石橋を叩いて渡る堅実主義が――またここでも大事をとって踏み止まったものだろうということだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...どっちもまた大事をとって...
吉川英治 「新書太閤記」
...大事をとっていられない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...大事に大事をとって秘密を守っておりまする」「そういう点からも...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...大事をとって忍び忍び潮明寺の門を出ようとすると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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