...今日あつらえた地蔵菩薩(じぞうぼさつ)を――仏様でも大事ない...
泉鏡花 「悪獣篇」
...鉄漿をつけては」「大事ない...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...大事ないとしいエヴゲーニイ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...町へ行ってる息子にはまだ大勢子供がいるから大事ないとか...
豊島与志雄 「狐火」
...が」「大事ない」「は?――」と彼は顔をあげた...
本庄陸男 「石狩川」
...合爾合(カルカ)姫 いや、大事ない...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...「大事ないどころじゃございません...
正岡容 「寄席」
...大事ない...
三好十郎 「斬られの仙太」
...これもやれればやって大事ない...
三好十郎 「斬られの仙太」
...加多 大事ない、使え!仙太 ……(加多が敵でなく、自分に刀を貸してくれたことがわかり)へい!と言って、足元の大刀を取らうとするが、その隙がない...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...大事ないか」じっと...
吉川英治 「黒田如水」
...そち達の死場所はここでない筈だが」「いや、宗円様には、御着こそ不安なれ、姫路は大事ない、見て来いとの、烈しい仰せで、そのため一鞭打って、戦局をお告げし、また当城のご様子を伺いに来たわけです」「こここそは、お案じあるなと、お父上へ確(しか)と申しあげてくれ、官兵衛は宗円の子でございますとな」「はい、かしこまりました」「行け行け...
吉川英治 「黒田如水」
...「捨てておいても大事ない...
吉川英治 「三国志」
...正季が、案じて、そのことを計ると、「――大事ない、領ざかいまでは、爺(じい)の恩智左近が郎党どもを用いて、“紛(まぎ)れの計(けい)”を伏せておる...
吉川英治 「私本太平記」
...「大事ない、大事ない……」喊声(かんせい)や矢さけびの急(きゅう)にも似ず、どの方面も半日の駈引きは、あらまし小合戦で日が暮れた...
吉川英治 「私本太平記」
...大事ない、大事ない」「いかさま」直義は、だまった...
吉川英治 「私本太平記」
...大事ないといいはらるるか」「なんで昌仙(しょうせん)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...それは大事ない屋敷なのです...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??