...さあ、支度を」「僕は、からだが悪いので……」「どこが、どうわるい」「心臓やその他……機上で人事不省(じんじふせい)になるなんて、醜態(しゅうたい)ですからねえ」「なあに、心臓なんか、大丈夫だ...
海野十三 「三重宙返りの記」
...ここのことだて)もう大丈夫だと安心すると...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...帆で屋根が張ってあるから大丈夫だ」「おやおや...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...「もう大丈夫だ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...今に口が利けるから大丈夫だと言ったそうだが...
高村光太郎 「回想録」
...「大丈夫だろう」彼は漸く普通の人の断案に帰着する事が出来た...
夏目漱石 「道草」
...「大丈夫だよ、――それ丈けの恰幅なら『千里の虎』位は組伏せられるよ、――お前さんは幾つだえ、何? 十八?孤兒(みなしご)になつて、御新造の厄介になつて居る? さうかい」下女のお喜代の逞(たく)ましい身體を、平次はつく/″\眺めて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...脅かしちゃいけません」「大丈夫だよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これなら大丈夫だ! と...
牧野信一 「毒気」
...そのまゝテキストにすれば大丈夫だらうよ...
牧野信一 「南風譜」
...あしたこそ大丈夫だ――と...
牧野信一 「眼醒時計の憤慨」
...「大丈夫だぞ、もう此処に来てからのことならば――」となほもお銀は僕にさゝやくのであつた...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...これなら今後三十年の生命は大丈夫だと...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...「大丈夫だよ」彼は欠伸(あくび)をする...
山本周五郎 「季節のない街」
...大丈夫だよ」「うん...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...海路(コース)は見通しだが空一面に残ってるもんだから天測が出来ねえ」「位置も方角もわからねえんだな」「わからねえがモウ大丈夫だよ...
夢野久作 「難船小僧」
...「大丈夫だとも...
横光利一 「旅愁」
...まるで海底見物だ!」魔の黒雲艇はもう大丈夫だと思って上へのぼり始めた...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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