...余興では南洋土人を加えた喜劇と舞踊の大一座(面白いことには...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...七変化芝居大一座――珍らしいな」と純之進は云った...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...なまじっか大一座で行ったばっかりに私は余計赤っ恥をかいてしまって...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...そこで五人大一座になつて...
近松秋江 「初雪」
...女軽業大一座(おんなかるわざおおいちざ)」――本堂の屋根よりも高く幕張(まくば)りをした小屋...
中里介山 「大菩薩峠」
...和蘭芝居(オランダしばい)の大一座でも買い込んで来なければ追附かないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その境内(けいだい)の西洋奇術大一座がちょうど千秋楽の日でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...切支丹奇術大一座の興行を...
中里介山 「大菩薩峠」
...騒いでいる大一座がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...車座になってばくちの大一座...
中里介山 「大菩薩峠」
...時々大一座(おおいちざ)でもあった時に使う二階はぶっ通しの大広間で...
夏目漱石 「行人」
...俺は妙なことに氣が付いたんだ」「へエ?」「大一座の振舞酒ならそんなこともあるだらうが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...世にもけざやかな寒月の下江戸茶番大一座のその名前を世にも黒々と太文字で記した招き行燈の灯のいろが恋びとの眸のやうにまたゝいてゐたほかにはないのだから...
正岡容 「寄席風流」
...古今名人大一座で話し合う所を筆記した体に造った点が...
南方熊楠 「十二支考」
...三人の通った座敷の隣に大一座(おおいちざ)の客があるらしかった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...毎晩のように忘年会の大一座があって...
森鴎外 「心中」
...下回りも達者揃いの大一座で...
山本笑月 「明治世相百話」
...やがて一人が立って奥殿(おくでん)のにぎやかな大一座のほうへ廊を渡って行った...
吉川英治 「私本太平記」
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