...春のよい暗(やみ)を大またに歩きながら...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...しゃんと胸をはって大またに歩いていきました...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...せい一ぱいに大またをひらいてついていきます...
鈴木三重吉 「青い顔かけの勇士」
...大またにあるいて...
鈴木三重吉 「乞食の子」
...大またであるく大根うまい夜のふけたまた樹明君に・産後おだやかな山茶花さいてたか一月廿七日よい朝...
種田山頭火 「其中日記」
...決して氏の胸の中で静まつていたわけではなかつた……氏はメキシコ境の丘の一つを猛烈な勢いで大またに登りながら...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...大またに道を下つて行つた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...だがわたしはまだ文明国から離れてないんだ」ロックは大またに電話のボックスへはいつて行つて自分の新聞社を呼び出した……ふらちきわまる詩人を助けているふらちきわまる坊主の話を残らず早口にしやべりまくつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...力いっぱいの大またに足をかわした...
壺井栄 「大根の葉」
...船より船に大またぎ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼は軍隊式に活発な大またで歩いて来た...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...もう何の用心もせず足音にも気をとめずに大またに室を通り...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」それから彼は大またにまた階段を上って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼はやみの中を急いでシェルの大通りを大またに歩いてゆき...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ジョンドレットは室(へや)の中を大またにあちこち歩き回っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マリユスは大またに歩いて五十・五十二番地へ帰ってきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...巡査(じゅんさ)が大またに出て行くと...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...一郎はまるでおとなのようにゆっくり大またにやってきて...
宮沢賢治 「風の又三郎」
便利!手書き漢字入力検索