...かねて蜂矢が最大の謎と思っている金属人間のことに...
海野十三 「金属人間」
...鯰が大の臆病ものだといふことは信じてもいいやうな気がしましたが...
薄田泣菫 「雨の日に香を燻く」
...手前接吻(キツス)は大の好物なんでげすが…」道具方は...
薄田泣菫 「茶話」
...自分へとっての最大の侮辱と憤り切っていたことであろう...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...一同がそれだけに多大の心強さを与えられたもののようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...大の男がわざわざ裸になって...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...世界最大の劇詩人といわれるけれども...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...妹のお幾が大の仲よしで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大の男が登れないという法はあるまい...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...それは何時も気の立つままに駆け出(いだ)して大の男に捉(とら)へられるを...
樋口一葉 「うつせみ」
...また或る人は自分が大の音楽通で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...恥辱を忍んで法に遵(したが)う皇儲(こうちょ)とを与えられたる至大の恩恵を感謝し奉る」と叫ばれたという事である...
穂積陳重 「法窓夜話」
...彼と大の仲好しの...
堀辰雄 「晩夏」
...その近隣の商業国がたまたま最大の欠乏に悩んでいるのに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これに対して「しかし無限大の空間においては相交わる」という非ユークリッド定理がある...
山本周五郎 「青べか物語」
...生人形の亀八翁が大の懇意で...
山本笑月 「明治世相百話」
...大の男が四天にかつぎ...
吉川英治 「江戸三国志」
...あの時分の公卿たちの最大のもてなしに“大饗”といふ言葉がしばしば出てまゐりますが...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索