...お前たちに最大の愛を遺(のこ)すために...
有島武郎 「小さき者へ」
...壮大の詩風を独占したる観あるに於て彼が名や少なくとも永く日本詩史の上に伝らざるべからざる也...
石川啄木 「閑天地」
...世界最大のダイヤモンドを所有したいという欲望を持って...
海野十三 「科学が臍を曲げた話」
...等身大の躯幹骨(くかんこつ)の標本を傍に置いて...
太宰治 「惜別」
...いぎりすのA氏は不器用な手つきで一片(きれ)のトマトのために大の男――しかも紳士!――が汗をかき...
谷譲次 「踊る地平線」
...大の字に寝て涼しさよ淋しさよ一茶の句である...
種田山頭火 「片隅の幸福」
...毛管現象が如何に多大の影響を有するかという事を見せるために...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...多大の疑惑を以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...息子に施した最大の教育は...
中島敦 「李陵」
...大の男を絞め殺したり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私の手では大の男を高い梅の枝から下ろすわけにも行かず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...妹のお幾が大の仲よしで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...帝大の建築や學生を見廻してゐた...
正宗白鳥 「私も講演をした」
...極めて莫大の増加を示す...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...……大の男でせえ途方にも暮れようて...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...最大の尊重を必要とする」(一三)とし...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...私は大の字型(なり)に凝然(じっ)としたまま...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...西の方では毛利元就が小さい地頭の家から起って中国地方最大の領主となるという経歴の最後の段階に達していた...
和辻哲郎 「鎖国」
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