...これまでのとはかけはなれて大きな波が...
有島武郎 「溺れかけた兄妹」
...そんなに大きな波のたつ上を...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...図‐188昨晩、大きな波が、島から本土へかけた、一時的の歩橋の向う端を押し流して了った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...うす桃色の大きな波が...
海野十三 「海底都市」
...それは私が度々紀淡海峽で非常に荒れた日に見た怒濤よりもはるかに大きな波が荒れ狂ひ...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...海面に出てゐる珊瑚礁に大きな波が押寄せて來て白く碎けるが...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...そこら界隈(かいわい)に驚愕(きょうがく)と戦慄の大きな波紋をひろがらせていった...
海野十三 「四次元漂流」
...山の方から大きな波が逆捲(さかま)きつつ折り重なって寄せて来て...
谷崎潤一郎 「細雪」
...大きな波が二人の頭上にかぶさって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...移り動く大きな波紋...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大きな波を捲き返してる広々とした海があった...
豊島与志雄 「反抗」
...大地が大きな波紋を描いた...
夏目漱石 「それから」
...山のような大きな波がやってきて舵(かじ)を持って行ってしまいます...
久生十蘭 「キャラコさん」
...低い舷(ふなばた)にたたきつける大きな波を眺めていた...
本庄陸男 「石狩川」
...しめた!竹童の胸(むね)は大きな波(なみ)にあおられた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まだ懸けめぐらしてある幕が風雨に大きな波を打っている...
吉川英治 「新書太閤記」
...しきりに附近の幕舎に大きな波を立てていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...黒革胴(くろかわどう)のような肋骨(あばら)が大きな波を打つ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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