...ふと炬火数十束一度に併せ燃したほどに大きく見えた...
泉鏡花 「遺稿」
...父の鼾がつまりそうにしてまた大きく鳴る...
伊藤左千夫 「新万葉物語」
...人間のからだがはいれるくらいの大きさになった...
海野十三 「火星兵団」
...大きな事實を語るものであるだけに...
武田祐吉 「古事記」
...大きな黒門の耳門(くぐり)を潜(くぐ)ってから...
徳田秋声 「黴」
...大きな松明から落ちた少しの火の粉が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...大きい魔物の力が...
直木三十五 「南国太平記」
...大きな口をあいて笑うんだ...
中島敦 「狼疾記」
...これァ大分大きい...
久生十蘭 「魔都」
...『この大きな地球全体を金のかたまりにしてしまうような力と取りかえようと言われても...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...またその人口の大きな部分の愉楽に大いに役立つものとして...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ゲマインシャフト的な具体的な社会においては抽象的な情熱であるところの名誉心は一つの大きな徳であることができた...
三木清 「人生論ノート」
...よんで見ると大きさ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...深く大きくまるで唸(うな)るような溜息をついた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...大きな変革期にのぞんでいる...
吉川英治 「三国志」
...大きななりをして泣くな...
吉川英治 「新書太閤記」
...お稲は大きな声も立て得ないで...
吉川英治 「八寒道中」
...家はかなり大きな店らしく...
若山牧水 「熊野奈智山」
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