...いと大いなる銀杏の樹の...
大町桂月 「房州紀行」
...俄かに大いなる地震おこりて...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...名古屋城・青葉若葉大いなる石垣に日の照りて・天守閣はがつちり風の中をのぼる・鯱のひかりも初夏の風のかがやく・若葉のひかりに触れつゝ行くデパートのエレーターガール・上つたり下つたりおなじ言葉をくりかへして永い永い日デパート所見鯰をひつかける...
種田山頭火 「旅日記」
...彼に取つても大いなる不安であつた...
徳田秋聲 「老苦」
...それに反してその川の両岸の土地の者には大いなる幸福であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...嗚呼(ああ)大いなる燔祭よ! 悲しみの極みのうちにも私たちはそれをあな美し...
永井隆 「長崎の鐘」
...都新聞の読者の中にも相当具眼者もあれば有識者もあって隠然の間に大いなる人気を占めていたのである...
中里介山 「生前身後の事」
......
中谷宇吉郎 「赤倉」
...一篇の著書も大いなる影響を与える事ができます...
夏目漱石 「創作家の態度」
...日毎に移りゆく世相の大いなる淵瀬から...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...大いなる壺のやすらかに閉ざされし内部に在りて...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...そうしてこれが適用によって数学上の大いなる進歩ともなったが...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...大いなる功績は此(かく)の如くにして始て贏(か)ち得らるるものである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...大いなる李(すもも)の実...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あたかも大いなる巌(いわお)が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは大いなる国家の職制とわたくしの交情とを...
吉川英治 「三国志」
...これこそ大いなる深淵への入口だったのである...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...暗く永劫の死が支配する球体へと達しようとした――大いなる種族の精神は...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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