...彼のニイチエ等の所謂「大いなる生の肯定」と...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...ただ落つる際に大いなる響きを発するのみである...
井上円了 「おばけの正体」
...俄かに大いなる地震おこりて...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...目にて書く大いなる文字秋の空機織虫(はたおり)の鳴り響きつつ飛びにけり十月二十四日 句謡会...
高浜虚子 「六百句」
...大いなる満足であった...
徳田秋声 「黴」
...この事は一般の士族に大いなる迷惑をさせたのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...大地のこの大いなる表面を歩むのに...
中井正一 「美学入門」
...嗚呼(ああ)大いなる燔祭よ! 悲しみの極みのうちにも私たちはそれをあな美し...
永井隆 「長崎の鐘」
...私の大いなる疑問は常にそこに蟠(わだか)まっている...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...大いなる銀盆にのせて運び出して来た公爵...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...彼の大いなる使命の自覺が彼の裡に目ざめつつあるのである...
堀辰雄 「ゲエテの「冬のハルツに旅す」」
...大いなる青銅の香炉(こうろ)ありて...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...もしさる事もやと衾(ふすま)を(かか)げ見れば糸(いと)大いなる蜈蚣(むかで)の傴(くぐ)まりいたりければすなわち取りて捨てつ...
南方熊楠 「十二支考」
...わたくしは此に先づ一の大いなる錯誤を匡(たゞ)して置く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...(a)この大いなる怒り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大いなる種族の機械化文明は疾うの昔に家畜を不要としており...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...最初の大いなる果実であった...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...弱小を征服することは大いなる愛の力を以てせられる...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
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